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管理組合・所有者の合意形成を円滑に図り、大規模修繕や建替え需要を
創造・獲得するための最新実務知識を実例を通して学ぶ


不動産再生実務徹底研究
マンション・ビルの建替え・大規模修繕の実務講座

ストック型社会における不動産市場の変貌/建替えか大規模修繕かの判断基準/
合意形成の図り方/関係権利者との調整/建替えに関わる法的手続き/
事業計画・権利変換計画/組合運営サポート等

ごあんない
 高度経済成長期に建設されたマンションの多くで老朽化が問題となっています。国土交通省の統計によれば、2008年末時点で築30年超のマンションは73万戸とマンションストック全体の約13%に達しており、11年には100万戸、19年には200万戸へと急増していくと予測されています。こうした状況のなかで大規模修繕・改修や建替えなど、再生の必要性は次第に高まっています。またマンションのみならず、老朽化したビルにおいても再生が課題となっており、不動産事業者においては新たな事業機会があるといえます。
 しかしながら、修繕・改修、建替え等の実務には大規模修繕か建替えかの判断、所有者の合意形成にはじまり、建替えに関わる法的手続きに関する理解、関係権利者との調整、事業計画・権利変換計画の作成、また事業主体となる組合運営など、複合的な業務が重なり長い年月を要することから、不動産事業者が取りかかるには課題も多く、円滑に再生を進めるための専門的な知識が必要になります。
 本セミナーでは、昨今の市場動向を踏まえながら、主に区分所有によるマンション、ビルの再生における必要知識を、実例をもとに解説してまいります。管理組合からの相談に対処できる知識を習得し、建設需要の創造に活かす知識を提供してまいります。

セミナープログラム&タイムスケジュール

13:00〜17:00(※途中休憩を挟みます。)

T.マンション・ビルを取り巻く再生需要と今後
 1.ストック型社会における不動産市場の変貌

   ――新築着工数80万戸時代の建築・不動産市場
   ――新築からストック活用・ストック再生へ
 2.マンション再生市場の現状、老朽化進むマンションの行方とは
   ――修繕・改修か、建替えか
 3.建替えが進まない背景、住民の高齢化で今後さらに混迷化する


U.マンション・ビル再生における実務知識
 1.該当マンション・ビル再生評価基準

   ○該当建物の確認事項
    老朽化の程度、耐震診断、エンジニアリングレポート、
    設計図書や改修履歴情報、管理規約等
   ○管理費・修繕積立金のチェック等
   ○管理組合の状況・意識、入居者・テナントの状況確認、チェックポイント
 2.マンション・ビル再生に関わる実務知識
   ○大規模修繕か建替えかの判断
   ○大規模修繕・改修の調査・合意形成
   ○法知識――区分所有法/マンション建替え円滑化法
   ○建替えにおける手法の整理
    等価交換方式/建替え組合方式/マンション円滑化法に基づく建替え/支援措置
   ○建替えの流れ
    合意形成/建替え決議/建替え組合の設置/権利変換/工事の実施/
    再建マンションへの入居/余剰分の売却
   ○不動産事業としてどこまでリスクを負うか
 3.事業計画の考え方
   ○大規模修繕の事業計画の考え方
   ○建替え事業の仕組み、平均還元率の算定手法
   ○売渡請求権の時価の算定
   ○施設計画
   ○補助金受け入れ・資金計画


V.事例研究
  事例ごとにみる事業計画、合意形成、権利変換、法対応、建築工事・事業費の考え方
 1.麻布パインクレスト(2004年竣工)

   日本初の「建替え決議」によるマンション建替え
 2.同潤会江戸川アパートメント(2005年竣工)
   平均還元率53%の厳しい条件のなかで「建替え決議」により建て替えた事例。
   非賛成者に対する売渡請求の訴訟は最高裁まで争われ、売渡請求時の時価についての
   貴重な判例を得た
 3.求道学舎(2006年竣工)
   大正15年築の寄宿舎をコーポラティブ方式で定期借地権付きマンション に再生した事例
   (2007年都市住宅学会業績賞、2008年日本建築学会業績賞受賞)
 4.都内区分所有ビルの建替え(2010年2月着工)
   昭和38年築の区分所有ビルについて、管理組合の設立から持分、議決権の 設定、
   テナント立退訴訟等を経て建て替えた事例

W.質疑応答

開催日時 2010年5月28日(金) 13:00〜17:00

会場 銀座会議室三丁目 
東京都中央区銀座3-7-10 松屋アネックスビル TEL.03-3544-0611
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 37,800円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,800円含む)
●同一申込書にて2名以上参加の場合は
35,700円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,700円含む)
※テキスト代を含む。
▼内容に関するお問合せは
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル TEL.03-3563-0099

田村 誠邦 (たむら まさくに)
株式会社アークブレイン
代表取締役
博士(工学)/一級建築士/不動産鑑定士

1977年東京大学工学部建築学科卒業。97年潟Aークブレイン設立。工学院大学大学院非常勤講師、共立女子大学非常勤講師、マンション再生協議会会員(学識経験者)。マンション建替え・建築再生等、各種建築プロジェクトのコンサルティング、コーディネートを専門とする。潟Aークブレインの主な実績として、麻布パインクレストの建替え、同潤会江戸川アパートメントの建替え、求道学舎のリノベーション等のコンサルティング、アドバイザリー業務など。なかでも、求道学舎の再生では、2008年日本建築学会賞(業績)を受賞。
主な著書に、『建築企画のフロンティア』(建設物価調査会)、『建築再生の進め方』(共著・市ヶ谷出版社、2008年都市住宅学会著作賞)、『世界で一番やさしい建築・不動産企画』(共著・エクスナレッジ)などがある。

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