ごあんない
不況の波はとどまるところを知らず、再生局面に直面する企業は年々増加傾向にあります。経済産業省が私的整理の調整機関として発足させている中小企業支援協議会のデータをみてみても、2003年設立以来の相談件数が18,845社、2008年1年間では3,614件、09年4〜9月では1,504社と昨年同月期96%とやや下回るものの、今期も3,000件は超えるものと予想。一方、再生計画策定が完了し、再生へと歩みだした企業件数は07年394件、08年332件と逆に減少傾向にあり、再生の難しさも年々増しております。
再生には「再生計画」の作成が不可欠で、再生企業は、第3者の公正な企業評価、経営改革提案をしたうえで適正な事業再生、リストラ、経営努力の在り方を、企業浮上の裏付けをしながら債権者に提出することが求められ、計画の内容こそが債権者への理解を生むものとなり、リスケジュール(債務の繰り延べ)、会社分割、事業譲渡を円滑に行なえることになります。その再生計画策定の実務は今や重要知識となっています。
本セミナーは、再生計画を自社で作成、または提案するための基礎習得講座として開催してまいります。実例には不動産、建設事業のケーススタディ、また最新トピックスも用いながら実務知識を習得してまいります。 |