綜合ユニコム｜医療機関のための［未収金］発生予防と回収の手順

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「うまく言い訳すれば払わないで済む」という噂で未収金額が５倍になってしまったケースも！
これまで貸し倒れ処理にせざる得なかった損失発生にストップをかける！

医療機関のための［未収金］発生予防と回収の手順
病院自らができる具体策を、医療サービスならではの特徴と配慮を踏まえ詳解

未収金発生防止のルール・マニュアル整備／未収金回収の手順とノウハウ／院内の体制づくり

ごあんない
　現在医療機関が抱えている未収金問題は大変深刻であり、平成17年の調査では、全国約3,270病院における3年間の累積未収金額が約426億円になることが指摘されています。その原因として、保険料自己負担額の増加や不景気による生活困窮者の増加、悪質滞納者の存在などがあげられますが、もう一方の要因として、医療サービスの性格上、診療拒否ができない、また取り立て行為に対する風評を懸念して医療機関側がなかなかその対策行動が取れなかったことがあります。
　未収金への対策は、病院が患者保護の姿勢を保ちつつ明確な仕組みと具体的な対応を整え、利用者に明示し、理解を促すことから始まります。本講座では、医療機関の未収金問題に早くから取り組み、東京都内18病院を始め全国各地の病院で回収業務を支援する舘野法律事務所を講師にお迎えし、医療機関自らができる未収金発生防止策と回収手順のあり方、また専門家に依頼する場合の判断基準や、法律事務所が病院の信用を維持しつつ行なう回収業務の概要などをご開示いただきます。また、対応策の実践例として、春山外科病院様にその取組みをご紹介いただきます。
　未収金問題への対応にお悩みの病院経営者ならびに事務担当の皆様の積極的なご参加をお持ちしております。

セミナープログラム＆タイムスケジュール

13:00～14:00（60分）
Ⅰ．病院自らが行なう未収金発生防止の考え方と対策
　１）未収金発生に対しての事前対策・現場対応と契約文書
　　・一貫した対応窓口（担当者）が基本
　　・外来の場合【会計窓口・夜間救急・預かり金など】～連絡表（誓約付）
　　・入院の場合～入院誓約書
　２）【診療科目別】未収金発生対策の留意点～背景・特色と対応のポイント
　　・精神科、療養型など
　３）院内に徹底させるための体制作りとマニュアルの整備
　　〈ケーススタディ〉医療事務課から看護師までの意識統一の仕組み

［講師］

舘野　完
町田敏幸

舘野法律事務所　所長／弁護士
舘野法律事務所　事務局次長

14:00～14:30（30分）
Ⅱ．未収金防止･回収施策実践ケーススタディ
　　～医療法人社団広恵会　春山外科病院（東京・新宿）
　１）未収金発生の状況と取組みへの経緯
　２）活動の全体像と効果（事例解説）

　［講師］ 水野浩司　医療法人社団広恵会　春山外科病院　事務長

14:45～16:00（75分）
Ⅲ．未収金回収の具体的手順と効果を上げるノウハウ
　１）医療事務課が行なう未収金回収手順の基本的流れとコツ

1～7日目：
8～20日目：
21～30日目：
31～40日目：
41～50日目：
51～60日目：

未収金発生後の管理体制・方法（未収金管理台帳・院内組織体制など）
電話督促①（会話のポイント、クレーム対応方法、聞き取りの際の確認事項）
通知書郵送（滞納者へ訴えかける通知書とは）
電話督促②（会話のポイント）
債務弁済確約書の締結・未収金（分割払いでの期間、金額の目安など）
滞納者基本情報の整理・受任通知（基本情報整理の要点）

　２）その他の手段と留意点
　　・電報の利用、訪問回収、内容証明書等（その他文書参考書式）
　　・専門家（弁護士、法律事務所）に任せる判断基準
　３）未収金回収に係る法律基礎知識
　　・未収金と時効の関係
　　・低所得者の現状（破産・債務整理）
　　・少額訴訟と支払督促、それぞれの手続きの流れとメリット・デメリット
　４）ケーススタディ
　　事例①　本人死亡退院後、支払意志のない連帯保証人や親族への対応
　　事例②　患者の財産を管理する子供が音信不通になってしまったケース　など

　［講師］ 舘野　完／郷古紀彦　舘野法律事務所

16:00～16:45（45分）
Ⅳ．質疑応答・まとめ
　　・質問例～「医療費未納を理由に入院患者に対して退院勧告は可能か？」
　　・まとめ～「病院と法律事務所の連携により生まれる効力」

開催日時	2010年1月20日（水）　※開催延期となりました。
会場	銀座ラフィナート東京都中央区銀座1-26-1　TEL.03-3564-0888 ※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。
参加費	37,800円（１名様につき）　（消費税および地方消費税 1,800円含む） ●同一申込書にて２名以上参加の場合は 35,700円（１名様につき）　（消費税および地方消費税 1,700円含む） ※テキスト代を含む。

▼内容に関するお問合せは綜合ユニコム株式会社企画事業部〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル　TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

第Ⅰ講座・第Ⅲ講座
舘野　完（たての　たもつ）
舘野法律事務所　所長
弁護士（東京弁護士会所属）
1936年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。主に流通、建設、化学、医療、広告関連の業界において、ビジネス戦略法務の実践と普及に長年尽力。特に医薬品業界の日本ケミファ㈱の社外監査役として83年より25年にわたり活動する。この間に病院経営の難しさを実感、これまでの様々な債権回収業務の実績をもとに医療費未収金問題に着手し、滞納者ごとに公的支援の活用提案も行なうなど病院側の品位・評判の維持向上に努めながらの回収業務支援を行なっている。
その他執筆活動として「通勤大学法律コース　債権回収（法律／法務監修。総合法令出版社刊、2002年）」、「通勤大学法律コース　手形・小切手（法律/法務監修。総合法令出版社刊、03年）」、「遺産分割・遺言の法律相談　改訂版（東京弁護士会相続・遺言研究部編、青林書院刊。04年）」など。

第Ⅱ講座
水野浩司（みずの　こうじ）
医療法人社団広恵会
春山外科病院　事務長
春山外科病院は、1954(昭和29年)の開設以来56年間、「24時間、救急の患者を断らない」という方針の病院運営を貫徹。2002年3月に医療法人化し、救急医療活動を中心にさらに地域に密着した急性期病院として、常に患者の皆様に安心で信頼される医療を提供するように努力することを基本的な理念とし診療業務に携わっている。
事務長の水野浩司氏は、02年10月異業種より春山外科病院に総務課長として入職。翌03年7月には急遽事務長職につき現在に至る。日頃から治療費未収に対して疑問を感じ、治療費未収＝収益の減少、未収患者を放置することは病院の損失になるという観点から、現在まで様々な手段を用いて未収金減少に取り組んでいる。

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