綜合ユニコム｜高齢者住宅事業の“介護リスク”対策【実務講座】

綜合ユニコム｜セミナー

「有料老人ホーム」や「高専賃」など高齢者住宅の運営に不可欠。
居住者の“介護リスク”をどのような対策でヘッジすべきか！

高齢者住宅事業の“介護リスク”対策【実務講座】

入居者の転倒・誤嚥・抜け出しなど日常的に起こり得るリスクへの対応から
インフルエンザなどの流行性の感染症や、火災・地震への備えまで、
事故防止のための体制づくりと事故発生時の対応法を学ぶ

ごあんない
　有料老人ホームや高専賃などの高齢者住宅事業は、運営者にとって“リスクの固まり”であるといえます。転倒事故や感染症、認知症高齢者の抜け出しなど、高齢者住宅ならではの日常的なリスクに加え、火災や自然災害への備えなども万全の体制を敷く必要があります。また「高齢者の生活の場」＝「介護スタッフの職場」であるだけに、介護スタッフの職務レベル向上や、介護リスクについての意識づけ、実効性のあるマニュアルづくりがリスクマネジメントの根幹となります。
　本セミナーでは、高齢者住宅事業における介護リスクへの対応策について、まず前半の講座では、老舗有料老人ホームが長年の施設運営から蓄積したオペレーションノウハウについて、その運営実態を報告いたします。また、後半の講座では、ケーススタディやオペレーションのフローチャートをもとにした、事故の予防策、実際に事故が発生してしまった場合の対応、賠償責任が問われるシチュエーションなど法的リスクへの対処法を学んでまいります。高齢者住宅事業に携わる経営者や運営責任者の皆様の積極的なご参加をお勧めいたします。

セミナープログラム＆タイムスケジュール

13：00～14：20
Ⅰ．高齢者住宅における介護リスクマネジメントの実態報告
　　　老舗有料老人ホームが蓄積した利用者安全対策のノウハウ
　１．高齢者住宅の現場における介護リスクへの取組み課題
　　○ 日常業務における職員・介護スタッフの意識づくり
　　○ 利用者・家族へ生活リスクの事前説明をいかに行なうか
　　○ 抑制防止と安全確保の両立をいかに図るか
　　○ 介護予防の実施でいかに事故のリスクを減らすか

　２．ケース別にみた事故予防実践例
　　○ 転倒、誤飲、誤嚥、徘徊・抜け出し、盗難等
　　○ 感染症予防のための衛生管理
　　○ 地震・台風など自然災害への備え

　３．緊急時・事故発生時における初期行動のルールづくり
　　○ 緊急時における関係者への連絡方法
　　○ バイタルチェック、誤飲・誤嚥・転倒への対応等

　講師：財団法人長寿会理事長加藤伸一

14：30～17：00
Ⅱ．介護リスクに“強い”組織をいかにつくるか
　　　介護の現場における安全対策の仕組みづくりと法的リスクへの対応
　１．介護現場におけるリスクマネジメントの基礎知識
　　○ 事故防止活動の見直しと新しい仕組みづくり
　　○「防ぐべき事故」と「防がなくてもよい事故」
　　○ 事故防止の側面からみた身体拘束の是非

　２．賠償責任が問われるシチュエーションとは
　　○ 不法行為責任と債務不履行責任（契約責任）
　　○ 安全配慮義務の解釈
　　○ 事故例で考える賠償責任（賠償責任の判断と解説）

　３．事故防止の基本活動と効果の上がるヒヤリハット活動
　　○ 施設の管理や業務手順に関する危険の改善
　　○ 利用者個別の危険把握
　　○ ヒヤリハット活動の効果を上げるための課題
　　○ ケースの検討で原因究明
　　○ 防止対策の検討方法
　　参考資料：事故報告規定、事故報告書兼ヒヤリハットシート見本

　４．事故防止のマニュアル例
　　○ 転倒防止、誤嚥防止、排泄介助時の事故防止、入浴介助時の事故防止、
　　　ベッドからの転落事故防止、行方不明事故の防止、誤薬事故防止、
　　　原因不明の骨折事故・傷・アザへの対応

　５．事故発生時の対応マニュアル例
　　○ 転倒・転落、誤嚥、異食、誤薬、溺水

　６．家族対応のポイント
　　○ 家族に生活リスクを受け入れてもらうための事前説明
　　○ 事故発生後の家族への連絡・対応方法

　７．事故防止策のマニュアル化にあたっての注意点

　講師：株式会社あいおいリスクコンサルティング主任コンサルタント山田滋

開催日時	2009年11月4日（火）　13:00～17:00
会場	九段会館東京都千代田区九段南1-6-5　TEL.03-3261-5521 ※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。
参加費	37,800円（１名様につき）　（消費税および地方消費税 1,800円含む） ●同一申込書にて２名以上参加の場合は 35,700円（１名様につき）　（消費税および地方消費税 1,700円含む） ※テキスト・コーヒー代を含む。
（インターネットでもお申込みできます）
お問合せ・お申し込み先綜合ユニコム株式会社企画事業部　〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル　TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

［第Ⅰ講座］
加藤伸一（かとう　しんいち）
財団法人長寿会
理事長
1958年生まれ、社会福祉士。1954年創立の今年で55年の歴史を誇る有料老人ホーム「長寿園」の理事長兼園長。創設者の長男であり、創設時の長寿園が自宅兼ホームであったため入居者に育てられたという異色の経歴を持つ。上智大学社会福祉学科および同大学院を卒業後、ロンドン大学でも社会福祉を学ぶ。84年より長寿園に勤務し、92年より同園園長、2003年より理事長。なお、現場と学問の融合をテーマに(社)全国有料老人ホーム協会では、約15年もの間、研修委員や研修講師を担当しており、ヘルパー養成校でも10年以上の講師歴をもつ。

［第Ⅱ講座］
山田　滋（やまだ　しげる）
株式会社あいおいリスクコンサルティング
主任コンサルタント
1982年、早稲田大学法学部卒業後、現あいおい損害保険㈱入社。前橋支店より仙台支店まで14年間支店勤務の後、96年より東京営業本部マーケット開発課にてリスクマネジメント企画立案を担当。2000年4月より介護・福祉施設の経営企画・リスクマネジメント企画立案に携わる。06年7月より㈱あいおいリスクコンサルティング主任コンサルタント。
老人福祉施設や訪問介護事業者と一緒に、現場で積み上げた実践に基づくリスクマネジメントの方法論は、「わかりやすく実践的」と好評。各種団体や施設の要請により年間150回のセミナーをこなす。
主な著書に『こんなときどうする？－訪問介護マニュアル－』『安全な介護Ｑ＆Ａ』『デイサービスの安全な介護』『認知症のひとの安全な介護』（すべて筒井書房）などがある。

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