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[環境対策][省エネ対応][温室効果ガス削減]…環境配慮への取り組み方、活かし方をいかに図るか
今後の不動産評価・資産価値・競争力向上に必須となる環境配慮、省エネ対策の課題と実践例

CSR(企業の社会的責任)の高まりによりテナントも賃貸ビルに高い環境性能を求める時代へ
環境配慮による事業用ビルの[価値向上]研究
関連法・都条例対策から不動産価値・価格まで見据えた現状分析と環境価値向上

研究事例:ビル改修で省エネ対策を実行し資産価値向上とテナント満足を生む「黒龍芝公園ビル」

ご案内
 地球環境問題への対応は日を増すごとに必然性が問われ、省エネ法や温暖化対策法など関連法の改正、東京都環境確保条例の施行により、不動産事業分野にも対応が迫られてきています。特に事業用ビルでは関連法の内容が、オーナー、テナント、管理者とそれぞれの立場で異なり、エネルギーや温室効果ガス量の把握・報告などの対応が緊急に求められてきています。
 しかし、この環境対応策をいち早く理解し、資産価値を向上させるための“武器”として捉えればビルオーナー、管理者にとって競争力を高める付加価値を生み、またテナントにはコスト削減面でメリットが生まれることになります。これを実践している、「黒龍芝公園ビル」を、築30年で省エネ対策をテーマにリニューアルを実施、テナントと連携し省エネを図り、資産価値向上に成功しています。
 こうした環境配慮への対応は投資判断や価値評価の基準としても着目され、環境認定基準「CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)」では、既存ビルにも環境の評価軸が見られるようになってきました。
 本セミナーでは、関連法の整理と不動産面での課題、環境配慮による不動産価値評価の目線、また「黒龍芝公園ビル」の実例を通して“環境配慮による不動産価値向上”の手法を学んでまいります。

セミナープログラム&タイムスケジュール

13:00〜14:20
T.改正省エネ法・改正温対法、東京都環境保護条例改正
  不動産市場への影響とその対応

 ・環境関連法案、東京都条例施行で不動産業界を取り巻く環境はどう変わる
 ・各関連法・東京都条例の概要と今後のスケジュール
 ・ステークホルダー別の対応検討事項(オーナー、テナント、AM、PMなど)
 ・環境リスクをビジネスチャンスにどう変えていくか

 講師: 山本英夫
アビーム コンサルティング梶@シニアマネージャー
社会基盤・サービス統括事業部 エネルギー担当



14:25〜15:40
U.環境性能の不動産付加価値への反映とその評価分析手法

 ・不動産の環境性能に関する付加価値評価が求められる背景は何か
 ・環境評価への諸外国の評価実態とわが国の状況
  ――LEED、CASBEE等は不動産価値判断にどう影響を及ぼしているか
 ・環境付加価値の概念と収益・利回りへの反映
 ・既存建物に関する環境付加価値とその課題
 ・住友信託銀行の取り組み状況

 講師: 伊藤雅人
住友信託銀行梶@不動産総合コンサルティング部 鑑定・CSR担当次長



15:45〜17:00

V.ビル改修で省エネ対策を実行し、資産価値とテナント満足を生む
  ――「黒龍芝公園ビル」のビルリニューアルと省エネへの取り組み

 ・100年企業 黒龍堂
 ・黒龍芝公園ビルのプロフィール
 ・平成20年度をふりかえって
  ――東京都「地球温暖化対策計画書制度」優秀事業所(知事表彰)/経済産業局長賞受賞
 ・黒龍芝公園ビルの省エネ対策とは
  ――築30年ビルの生き残り戦略/リニューアルの概要
 ・テナントビルでの省エネ活動
  ――リニューアルだけでは達成できない省エネの仕掛け/テナントとの協働、管理会社の役割
 ・省エネの成果と評価
  ――資産価値向上/環境配慮型ビルというブランド
 ・今後の目指す方向とは

 講師: 間中昭司
轄風エ堂 貸ビル事業部 課長/認定ファシリティマネジャー

※講演内容は、一部変更する場合がございます。

開催日時 2009年7月28日(火) 13:00〜17:00

会場 九段会館
東京都千代田区九段南1-6-5  TEL.03-3261-5521
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 37,800円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,800円含む)
●同一申込書にて2名以上参加の場合は
35,700円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,700円含む)
※テキスト・コーヒー代を含む。

インターネットでもお申込みできます)
お問合せ・お申し込み先
綜合ユニコム株式会社 企画事業部 
〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

山本 英夫 (やまもと ひでお)
アビーム コンサルティング梶@シニアマネージャー
社会基盤・サービス統括事業部 エネルギー担当 

大手エネルギー会社在籍後、アビーム コンサルティング(旧デロイトトーマツコンサルティング)へ転職。大手電力、ガス、石油会社における顧客管理、営業および顧客サービスなどエネルギー企業と顧客(エネルギー需要家)との関係に関する分野を専門として、現在自由競争ならびに環境規制強化における市場動向分析、戦略策定、BPR、ITシステム導入など幅広いコンサルティングサービスを提供している。




伊藤 雅人 (いとう まさと)
住友信託銀行
不動産総合コンサルティング部
鑑定・CSR担当次長

1983年住友信託銀行鞄社。2005年東京都不動産鑑定士協会十周年記念論文『不動産に関する「環境付加価値」の検討』にて、最優秀賞を受賞。現在、住友信託銀行 不動産総合コンサルティング部 鑑定・CSR担当次長として、社団法人日本不動産鑑定協会調査研究委員会副委員長(収益還元法関連小委員長、環境付加価値ワーキンググループ座長)、CASBEEPA(不動産評価)ワーキンググループ幹事、国土交通省知的生産性研究委員会 経済性と評価/格付部会委員、住宅履歴情報整備検討委員会普及啓発部会委員等を務める。不動産鑑定士、再開発プランナー。




間中 昭司 (まなか しょうじ)
轄風エ堂 
貸ビル事業部 課長 認定ファシリティマネジャー 

1993年黒龍堂入社。同社は創業102年を迎えた化粧品メーカーであるが、事業多角化の一環として不動産賃貸事業やホテル経営にも参画。この不動産部門で、ビルの運営管理、ファシリティマネジメント、テナントとのリレーションなどを統括する。現職の傍ら、香港黒龍堂・董事、蘇州黒龍堂・董事を歴任。東京駅前八重洲1丁目東地区市街地再開発準備組合監事。
1970年竣工で、空調をはじめとする各設備の劣化やIT未対応など多くの課題を抱えていた「黒龍芝公園ビル」を、「資産価値向上計画(大規模リニューアル)」で再生させたうえ、省エネが困難といわれるテナントビルでありながら、22%のCO2削減を達成した。外部の知恵を積極的に活用し、テナントや管理会社を巻き込んだ組織作りや、省エネの成果を還元するユニークな仕掛けなど、戦略的なビルマネジメントによって、環境配慮型のビルとしての地位を獲得させた。経営学修士(MBA)。

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