綜合ユニコム|セミナー [ホームへ戻る]

セミナーお申込み


医療費削減により病院経営の高度化が求められるなか、
公立病院などでは経営悪化で閉鎖を余儀なくされるケースも出現している。
地域における永続的な医療サービスが必要とされるだけに、
その事業価値を詳細に評価・分析したうえで、再生スキームを構築しなければならない!

医療機関の事業価値をいかに見極めて再生を図るのか!
「病院」の事業価値評価と再生手法&事例研究
病院再生のための事業デューデリと支援スキーム構築の手法を事例で示す!

ごあんない
いま、病院経営の危機が叫ばれ、早急な再生が急務となっています。
特に、地方の公立病院等では医師不足や自治体の財政難もあって閉鎖を余儀なくされるケースが出現するなど、地域の医療サービス体制が維持できない恐れが生じています。一般の事業会社とは異なり、病院の場合は利益の最大化を目指すことだけが目的ではなく、永続的な医療サービスを提供するとの社会基盤的な意義もあることから、その存在価値ならびに事業価値を正しく評価・分析したうえで、適切な経営改善策を見極めて再生スキームを構築しなければなりません。
本セミナーでは、病院に対する投資・再生業務に豊富な実績を有する実務担当者を講師にお招きし、医療機関における事業デューデリジェンスの進め方や再生手法のあり方を、多彩な事例を交えて解説いただきます。病院関係者の皆様をはじめ、病院再生業務ならびに事業デューデリジェンス業務に携わる金融機関・アドバイザリー関連の方々、そして病院投資に関心をお持ちの投資ファンドやスポンサーサイドの方々のご参加をお勧めいたします。

セミナープログラム&タイムスケジュール

13:00〜17:00(15時前後に15分間のコーヒーブレイクを挟みます)

T.病院事業の特徴
  病院の資金需要の類型と特徴/病院債務者の信用状態の整理/事業再生の視点から見た
  病院事業の特徴/ファイナンスの視点から見た病院事業/病院の事業価値とは/
  病院の信用力とは/銀行融資と投資資金との共存


U.病院の事業価値評価の考え方
  ● 病院の事業価値に必要な視点
    財務基盤/事業競争力/経営体制
  ● 病院財務分析のポイント
    BS/PL/病院事業用資産/収益償還能力・債務負担能力/その他(問題点・留意点)
  ● 事業デューデリジェンスの考え方
    多角的現状分析/外部ヒアリング/現状分析・戦略評価のポイント


V.事業デューデリジェンスへのアプローチ例
  ● 事業デューデリジェンスの全体像
    事業デューデリ・マトリクス/病院の存在価値を見直す/診療実績分析の全体構造
  ● ツリー分解による収支構造の把握
  ● 患者数に関する分析
    患者フローの考え方/必要患者数と患者確保の具体的想定/目標設定の細分化/等
  ● 単価に関する分析
    科目ごとの比較分析/平均在院日数と単価の関係/手術発生確率の単価への影響/
    入院ルートごとの平均単価分析/施設効率の分析/コスト構造と労働生産性分析
  ● その他の視点からの分析
    マクロマーケティング/診療圏分析・患者構造分析
  ● 現状分析・経営評価の考え方


W.病院再生スキームへのアプローチ例
  ● 病院再生投資
    再生シナリオの根底に必要なもの/病院再生案件の典型例/病院再生のポイント/
    再生スキームに必要な3つの視点/病院再生のシナリオ検討プロセス
  ● 財務基盤の再生
    収益力の適正化/過剰債務の整理/支援負担額シミュレーション/設備投資の妥当性
  ● 事業競争力の再生
    再生プランへのアプローチ/戦略検討材料(科目ごとの時系列分析、科目マトリクス表、
    周辺病院機能マトリクス)/再生シナリオの検討/事業計画へのアプローチ/
    事業計画策定に際しての留意点
  ● 経営体制の再生
    経営体制の再生へのアプローチ/経営者責任問題/再生支援の前提/スポンサー
    スキームの導入判断/スポンサー導入の目的と適するスポンサー/病院再生の
    支援者に求められる資質/病院M&A(事業譲渡)・スポンサースキームに関する
    論点整理/スポンサー選定の妥当性検証
  ● 再生計画の策定
    再生計画策定における必要事項/再生計画の構成例/病院再生計画の検討における
    論点整理/事後フォロー(コベナンツとモニタリング)


X.支援スキームの基本と事例研究
  ● 主な投資手法
    債権投資(債権購入)/資金スポンサー型支援(再生型)/資金スポンサー型支援
    (設備投資型)/スポンサー招聘型支援/M&A導入型支援/病院資産流動化
    (正常案件)/再生スキームFA業務(DDS、RCCスキーム等)
  ● 支援スキームごとの留意点
    セル&リースバック型(リースバック期間中の管理、出口シナリオ)/流動化
    スキームのメリット・デメリット/医療法人向け債権投資(取引の流れ、出口戦略)

<ケーススタディ>
  ● 債権投資による再生支援事例(債権譲渡・新棟増築型病院不動産の流動化)
  ● 不動産流動化による支援事例(開発移転型病院不動産の流動化)
  ● セル&リースバックとDDSの併用による再生支援スキーム
  ● 施設転換支援型
  ● リストラ・経営責任明確化を支援
  ● スポンサー型民事再生支援
  ● FA型民事再生支援

開催日時 2009年6月29日(月) 13:00〜17:00

会場 九段会館
東京都千代田区九段南1-6-5 TEL 03-3261-5521

※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 37,800円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,800円含む)
●同一申込書にて2名様以上参加の場合は
35,700円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,700円含む)
※テキスト代、コーヒー代を含む。

インターネットでもお申込みできます)
お問合せ・お申し込み先
綜合ユニコム株式会社 企画事業部 
〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

原 享弘(はら たかひろ)
株式会社キャピタルメディカ
取締役
最高執行責任者 兼 戦略投資部長

1970年愛知県生まれ。93年早稲田大学法学部卒業後、日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)入行。2002年に、あおぞら銀行の病院再生チームの前身となる医業経営評価プロジェクトチームを立ち上げる。以後、医療福祉向けのプロジェクトファイナンスの本格的な導入に尽力する一方、地域金融機関をサポートする形で全国各地にて病院再生スキームの取りまとめも手がける。06年10月より現職に転じ、COOとして投資部門全般を統括、特に病院再生案件や設備投資(移転・建替等)案件への支援型スポンサースキーム、資産(事業)の流動化スキームなど、ヘルスケアファイナンス事業分野におけるリスクマネー供給スキームの構築に尽力している。 また、綜合ユニコム刊の経営資料集『ヘルスケア・病院資産の投資評価と再生の実務』では中心執筆陣を務めた。

Copyright 2009 SOGO UNICOM Co.,ltd. All rights reserved.

[ホームへ戻る] お問合せ:03-3563-0099 E-mail