綜合ユニコム｜中東マネーの対外投資戦略研究

綜合ユニコム｜セミナー

潤沢なオイルマネーは投資資金としてどのような性格を有しているのか。
そして、その投資先はどこへ向かっているのか。

中東マネーの対外投資戦略研究
――「イスラム金融」の基礎知識と［対日不動産投資］の動向

原油価格の高騰もあり“オイルマネー”の存在感が増している。
世界各国のＳＷＦ（政府系ファンド）と比較してイスラム圏の資金は
どのような性格を帯び、どのような対象に投資されて、
どのくらいのリターンを求めているのか！

ごあんない
　中東湾岸諸国による、巨額のインフラ投資や政府系ファンド（ＳＷＦ）による対外投資が世界的な注目を集めています。わが国において、こうした原油価格の高騰に伴い急増する“オイルマネー”を取り込もうと考えた場合、一般的に馴染みの薄い中東湾岸諸国の経済動向や、主要各国の投資戦略を把握しておく必要があります。また、イスラム教国ならではの金融手法である“イスラム金融”の概念や活用手法についても理解する必要があります。しかし、イスラム金融の世界は独特の専門用語も多く、「理解が難しい」といった声も多く聞かれます。
　本セミナーは、中東湾岸諸国の基本的な経済動向を把握するとともに、イスラム金融の基礎知識を体系的に学ぶための入門講座として開講してまいります。さらに中東マネーの対外投資戦略や、イスラム金融による不動産投資の方法、今後わが国において中東マネーを取り込むための課題と展望についても整理し、解説いたします。

セミナープログラム＆タイムスケジュール

13:00～17:00 （15:00前後に15分間のコーヒー休憩を挟みます。）

Ⅰ．中東オイルマネーの性格と対外投資戦略
　1. 中東湾岸諸国の最新経済動向とオイルマネー
　　● 原油価格高騰の背景と今後の動向
　　● 中東湾岸諸国が手にする巨額のオイルマネー
　　● 脱石油を目指した経済多角化戦略

　 2. 中東湾岸諸国の対外投資戦略
　　● 急増するオイルマネーの行方
　　　（どのように対外投資されるのか）
　　● 増加する対アジア投資と日本の位置づけ
　　● 政府系ファンド（ＳＷＦ）の動向と各国の取組み比較

Ⅱ. イスラム金融の基礎知識と不動産投資
　1. イスラム金融とは何か
　　● イスラム金融の歴史と拡大の背景
　　● イスラム金融の基本概念、禁忌とされる対象
　　● 基本スキームの解説
　　● 一般金融とイスラム金融の違い
　　● 世界のイスラム金融、市場規模と今後の展望
　　● 各国金融機関の動向
　　　（中東湾岸諸国のイスラム銀行、欧米銀行のイスラム金融ビジネス）

　 2. イスラム金融を活用した不動産投資
　　● 不動産開発事業におけるプロジェクトファイナンスへの活用
　　● イスラム投資ファンドによる不動産投資
　　● 既存物件をイスラム金融による資金調達で取得する際の注意点
　　● 事例紹介
　　　（イスラム不動産ローン、イスラム・プロジェクトファイナンス、イスラム不動産投資ファンド）

Ⅲ. オイルマネーをいかに日本へ呼び込むか
　　● 日本でイスラム金融市場が成長するための課題
　　● 日本企業によるイスラムマネー活用事例
　　● 今後の展望

Ⅳ. 質疑応答

開催日時	2008年8月5日（火）　13:00～17:00
会場	銀座ラフィナート東京都中央区銀座1-26-1　TEL.03-3564-0888 ※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。
参加費	37,800円（１名様につき）　（消費税および地方消費税 1,800円含む） ●同一申込書にて２名以上参加の場合は 35,700円（１名様につき）　（消費税および地方消費税 1,700円含む） ※テキスト代、コーヒー代を含む。
（インターネットでもお申込みできます）
お問合せ・お申し込み先綜合ユニコム株式会社企画事業部　〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル　TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

糠谷　英輝（ぬかや　ひでき）
財団法人国際通貨研究所
開発経済調査部　主任研究員
1983年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。東京銀行（当時）入行。調査部、ドイツ東京銀行勤務、キール世界経済研究所（ドイツ）客員研究員などを経て現職。
欧州、アジア、ロシア経済・金融調査に従事した後、現在は主に中東経済、イスラム金融の調査・研究を行なう。
イスラム金融、中東マネー動向に関する著作、講演多数。最近の主な著作には、『拡大するイスラーム金融』（蒼天社出版、2007年9月刊）、『世界を席巻するイスラム金融』（かんき出版、07年12月）、『中東マネーとイスラム金融』（同友館、08年5月）がある。

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