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行財政改革の流れが進むなか、民間のビジネスチャンスは公共施設の運営にあり!
潜在需要10兆円―今後大量に出てくる公共施設の指定管理者にどう取り組むか。

指定管理者制度の最新動向と[サービス向上][収益確保]施策研究

【業界最新動向】[指定管理者制度の現況、指定管理者側の経営課題]
【事例研究@】 サントリーパブリシティサービス…美術館・図書館等[サービス向上の具体策]
【事例研究A】 明治スポーツプラザ…[公募・プレゼンの要点、収益向上策]

ごあんない
 構造改革の一環として、地方公共団体やその外郭団体に限定してきた“公の施設”の管理を、民間企業が行なうことができる「指定管理者制度」が、地方自治体法の一部改正で公布・施行され、2007年4月から本格的にスタートしました。公共施設の指定管理者による管理・運営が浸透し、サービスレベルも向上され、国の目指す「官業開放」、民間への「事業機会の拡大」の目的は達成しつつあります。しかし受託した現場では、制度面での制約から自由な収益構造の創出の難しさに直面し、赤字経営に陥っている施設も少なくなく、運営段階での辞退、また破綻企業も登場してくるなど問題も山積されております。
制度の施行から3年が経過し、すでに次の再指定に向かう施設、特命指定によって旧運営体が継続している約4,000の公共施設の公募が迫るいま、民間側の課題を整理し、指定管理者制度の円滑な推進をどう図るのか、いま検証すべき時期にあります。
 本セミナーは、指定管理者制度の最新動向と現状での課題を整理したうえで、制度運用上の改善点を押さえてまいります。さらに指定管理者の具体的な取組みを通じて、サービス向上と指定管理者側の収益確保策について研究してまいります。

セミナープログラム&タイムスケジュール

10:30〜12:00
T.進む官業の民間開放[PPP]の最新動向と「指定管理者制度」の運用課題

 1.官業の民間開放の最新動向
 2.潜在需要10兆円、指定管理者制度の導入から制度運用状況
   (1)「指定管理者制度」とは何か
   (2)官民の相互メリットと目的・・・・サービス向上、事業機会の創出
   (3)これまでの指定の動きと今後・・・普及状況、制度運用状況
 3.先行する指定管理者の経営課題・制度運用上の課題
   (1)途中辞退、運営企業の破綻、指定管理者側の経営課題
   (2)地方公共団体の財政再建の影響
   (3)三菱総合研究所がみた10の課題
     ――公募選定/指定管理料予算の積算/審査に関する情報管理/協定締結時の交渉/
         指定期間中の仕様変更/「目的外使用許可」の柔軟な運用/他
 4.次の指定に向けて、指定管理者制度にどう取組みか

 講師:株式会社三菱総合研究所 地域経営研究センター センター長 鎌形太郎


13:00〜14:30(事例研究@)
U.文化施設における指定管理業者業務の実際
   …図書館・美術館・文化センターのサービス向上策
    :サントリーパブリシティサービス

 1.サントリーパブリシティサービスの事業概要
 2.PPPビジネス参入の狙いと理念
 3..指定管理施設の実績と、サービス向上の取組み
   (1)指定管理運営施設での取組み
     ――島根県立美術館/神奈川区民文化センター/江戸川区総合文化センター/
        山口県民文化ホール/鎌倉芸術館/大阪市中央公会堂
   (2)千代田区立図書館の取組み
   (3)活動の成果と利用者・自治体からの評価
 4.今後のPPPビジネスの展望

 講師:サントリーパブリシティサービス株式会社 パブリックビジネス事業担当役員 伊藤せい子


14:45〜16:50(事例研究A)
V.収益確保・サービス向上・選定される企画書づくり
   …指定管理者制度の展開戦略:明治スポーツプラザ

 1.明治スポーツプラザの事業概要
 2.PPPビジネス参入の狙いと理念・実績
 3.収益確保・サービス向上のための現場力
   (1)指定管理運営施設での取り組み
     ――すこやかん/ふれーゆ/高槻市立市民プール/幸スポーツセンター/
        茨木市西河原市民プール/石川記念武道館/木更津市健康増進センター・
        いきいき館/マリンスパあたみ
   (2)地方公共団体との調整で実現するさまざまな工夫
   (3)収益を確保するための収支の立て方
   (4)収支の実際
   (5)再指定を狙った「モニタリング」の実施とその効果
 4.事例に基づく選定される企画提案の今日的な手法
   (1)指定管理施設の選定基準
   (2)選定されるための企画書づくり・プレゼン方法
   (3)協定締結上の留意点
 5.今後の指定管理者制度をどう活用し、企業の成長戦略に活かすか

  講師:株式会社明治スポーツプラザ 企画管理部長 第3運営部長 山ア隆司
 〈指定管理施設〉 川崎市立幸スポーツセンター・石川記念武道館 館長 横田真一

開催日時 2007年11月29日(木) 10:30〜16:50

会場 九段会館
東京都千代田区九段南1-6-5  TEL.03-3261-5521(代)
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 39,900円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,900円含む)
●同一申込書にて2名以上参加の場合は
37,800円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,800円含む)
※テキスト・昼食・コーヒー代を含む。

インターネットでもお申込みできます)
お問合せ・お申し込み先
綜合ユニコム株式会社 企画事業部 
〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

鎌形 太郎(かまがた たろう)
株式会社三菱総合研究所
地域経営研究センター センター長

1959年東京生まれ。82年慶應義塾大学経済学部卒業後、凸版印刷鞄社。88年且O菱総合研究所入社。専門は、「都市・地域再生事業」「集客・文化事業」「PPP・PFIコンサルティング」。現在、指定管理者制度を中心としたPPPの効果的な推進のため民間企業を集めたパブリックビジネス研究会を主宰。
主な都市拠点施設計画・PPP関連のプロジェクト実績は、「東京国際フォーラム」「東京ビッグサイト」「さいたまスーパーアリーナ」「味の素スタジアム」「新江ノ島水族館」「多摩地域ユースプラザ」「熊谷スポーツ文化公園」「ラグーナ蒲郡」「愛知万博」「横須賀美術館」「千葉市蘇我球技場」「島根県古代出雲歴史博物館」等多数。
三菱総合研究所では、指定管理者制度、市場化テストなどPPPの多角的な研究を深めていくために「パブリックビジネス研究会」を立ち上げ、制度活用の向上に向けた研究や課題提言を行なっている。

サントリーパブリシティサービス株式会社
同社は1963年サントリー武蔵野ビール工場のイベント・広報業務を行なうサントリー鰍フ一セクションとして発足、全国の同社工場の広報業務で拡大した。81年神戸、85年つくば万博ではサントリーパビリオンのゲストサービスを担当。83年サントリー鰍謔闢ニ立。86年「サントリーホール」のオープンに伴い、チケットテイク、クローク、場内案内、公演中のアテンドなどホールレセプション業務のノウハウを蓄積。独自にホールサービス・コンサルティング業務を開始。2005年「島根県立美術館」の指定管理者業務を受託後、「神奈川区民文化センター」「江戸川区総合文化センター」「山口県民文化ホールいわくに」「鎌倉芸術館」の指定管理者に指定。06年「大阪市中央公会堂」、07年「千代田区立図書館」の指定管理者(構成団体)に指定。これまで培ったノウハウを活かし、公の施設のサービス向上に取り組んでいる。

山ア 隆司(やまざき りゅうじ)
株式会社明治スポーツプラザ
1976年日産自動車鞄社。販売セールスなどを経て、93年6月日産スポーツプラザ鰍ノ出向。受託事業部部長として簡易保険福祉事業団、雇用促進事業団、品川区等の行政受託拠点の開発を担当。日産スポーツプラザが潟Rナミスポーツ(現・コナミスポーツ&ライフ)に経営移管されたと当時に転籍し、同社の受託事業の基礎を開拓。05年同社退職。大手フィットネス運営企業を経て、06年明治スポーツプラザへ入社。同社の指定管理者業務(プロポーザルから運営・売上向上、モニタリングまで)を担当。
同社は5年後の売上目標100億円を目指していくが、指定管理者制度の当面の目標は2008年度22億円、利益率5%を掲げている。08年4月からは熱海市の「マリンスパあたみ」の指定管理者に決定している。

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