綜合ユニコム｜『温泉旅館再生』実務研究

綜合ユニコム｜セミナー

緊急開催！
産業再生機構（ＩＲＣＪ）が「栃木県温泉旅館事業」の再生過程で開発・採用した
事業再生スキームについて、“投資ビジネス的観点”から詳解。
温泉旅館の実態分析手法から、具体的な“施設”“人材”の健全化・再生手段を
産業再生機構（ＩＲＣＪ）の第一線で活躍しているプロが実例ベースで開示！

産業再生機構による『温泉旅館再生』の実務を総括！
『温泉旅館再生』実務研究
産業再生機構「栃木県温泉旅館事業」再生の具体実務を徹底開示！

ごあんない
　地域金融機関が抱える中堅・中小企業の早期再生・再建が課題となるなか、全国各地で「旅館事業再生」への取り組みが活発化しています。旅館事業再生にあたっては、過剰な設備投資による債務超過、施設老朽化による集客難、スタッフのモチベーション低下など経営を圧迫する様々な要因に加え、地域との関連性の深さ、家族経営を基本とする営業の特殊性など、旅館事業特有のテクニカルな実務も周知した上で、再生スキームを構築する必要があります。
　本セミナーは、産業再生機構（ＩＲＣＪ）「栃木県温泉旅館事業」の再生支援チームで、全国に先駆けて取り組まれてきた第一線のプロをお招きして、市場環境分析から投資対象となる温泉旅館の事業評価手法や、設備投資におけるデューデリジェンスのポイント、旅館再生の決め手となる再建計画策定にあたっての留意点まで、温泉旅館事業再生の現場で培ってきた実務ノウハウをご開示いただきます。
金融機関・投資銀行・投資ファンドなど旅館再生実務に携わるご担当者はもちろん、旅館経営者のご参加をお勧めいたします。

セミナープログラム＆タイムスケジュール

13:00～13:50
I．産業再生機構による「温泉旅館再生スキーム」の検証
　　 ―投資ビジネス的観点からみた温泉旅館業の展望
　　１．栃木県の温泉旅館再生支援スキーム徹底検証
　　　　 ○スキーム構築から終了までの経緯
　　　　 ○私的整理による債権放棄とエクイティ投資を組み合わせた財務・事業の短期再生
　　　　 ○近代的ガバナンス導入による「家業」から「企業」への脱皮
　　　　 ○同一地域内の複数旅館再生によるシナジーの効果と地域再生への貢献
　　　　 ○温泉旅館運営支援業の育成
　　２．スキームからえられた課題と投資対象としての温泉旅館の展望
　　　　 ○事業再生プロセスの改善／温泉地再生のあり方／投資対象としての温泉旅館の可能性

14:00～14:50
II．温泉旅館業における「データ分析」手法
　　 ――売上げ不振の問題原因を突きとめ、正しい改善策を打つための実例
　　１．再建が必要な旅館には「本当のようなウソ」があふれている。
　　２．【ケーススタディ】リニューアル後の売上不振旅館の改革
　　　　 ○原因分析のプロセスと改善手法
　　　　 ○データに基づく現場との対話の重要性
　　　　　･･･Plan-Do-See　サイクルをいかに現場に定着させるのか
　　３．温泉旅館におけるデータ分析（定量分析）が有効な分野とその実際
　　　　 ○顧客アンケートによるサービスレベルの定量化
　　　　 ○財務データによる正しい原価把握に基づく料金設定や休館日の設定
　　　　 ○客室減による収支改善手法

15:10～15:50
III．温泉旅館業に対する「インフラ設備投資」の留意点
　　 ――設備デューデリジェンスにおける留意点
　　１．温泉旅館特有の課題・問題点
　　　　 ○当初想定していた設備状況より劣化が激しいケース
　　　　 ○法令遵守がなされていない箇所の発見
　　　　 ○デューデリジェンス時には指摘されていない設備劣化部分の発覚／など
　　２．これら問題点を踏まえた上での設備デューデリジェンス上の注意点
　　　　 ○旅館設備担当者とのヒアリング／セカンドオピニオンの活用
　　　　 ○配管・水道水等設備／電気設備／耐震判断／アスベスト除去／
　　　　　解体工事／エネルギーコスト削減策

16:00～16:50
IV．「人材面」からみた温泉旅館再生手法
　　 ――再生へ向けた「オーナー・経営者」「従業員」の活かし方
　　１．人材面からみた「再生可能性」の見極め方
　　　　 ○中小温泉旅館＝オーナー企業の特性
　　２．再生資源としての「オーナー・経営者」の積極的活用法
　　　　 ○再生旅館の経営者として必要な資質とは
　　　　 ○オーナーは従業員を動かす「ブランド」
　　　　 ○オーナーは情報の宝庫
　　　　 ○オーナーの“旅館に対する想い”こそが再生への牽引車となる／等
　　３．「従業員」の確保・モチベーションの高め方
　　　　 ○再生旅館における従業員の現状と問題点
　　　　 ○人材流動性が高い業界でいかに人材を定着させるか
　　４．効果的な配置転換と人事制度導入による改革手法

■株式会社産業再生機構「栃木県温泉旅館事業」とは
（株）産業再生機構「栃木県温泉旅館事業」は、2004年6月（株）ホテル四季彩の支援決定を皮切りに、同年12月（株）あさやホテル・（株）金精・（株）田中屋、05年1月鬼怒川温泉山水閣・鬼怒川グランドホテル（株）、同年2月（株）釜屋旅館・金谷ホテル観光（株）・（株）奥日光小西ホテルまでの、9社10軒の再生支援を決定。06年1月には機構支援旅館のモニタリング・再生支援を行なう（株）旅館マネジメントサポートを設立し、再生支援を実施。その後、05年1月に（株）奥日光小西ホテルが機構出資前に米系投資会社のスポンサードが決定し支援を終了したほか、その他ホテルについても06年4月に機構持ち出し分を売却し、同事業における支援を終了した。
「栃木県温泉旅館事業」における再生スキームは、①債権放棄とエクイティ投資を組み合わせた財務・事業の短期再生、②近代的ガバナンス導入による家業から企業への脱皮、③同一地域内の複数旅館再生によるシナジーの追求・地域再生への貢献、④温泉旅館運営支援業の育成を主な目的に、約2年にわたる支援期間の中で一定の成果を収め、同機構における温泉旅館事業再生のモデルとなっている。
本セミナーでは、（株）産業再生機構「栃木県温泉旅館事業」再生支援に取り組まれてきた第一線のプロをお招きして、事業再生の現場で培ってきた実務ノウハウを総括・ご開示いただきます。

開催日時■	2006年9月29（金）　13:00～16:50
会場	銀座ラフィナート東京都中央区銀座1-26-1　tel.03-3564-0888（代表）
参加費	●37,800円（１名様につき）（消費税および地方消費税 1,800円含む） ●同一申込書にて２名様以上参加の場合　 35,700円（１名様につき）　（消費税および地方消費税 1,700円含む） ※テキスト・コーヒー代を含みます。
（インターネットでもお申込みできます）
お問合せ・お申込み先綜合ユニコム株式会社企画事業部　〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル

講師

【第Ⅰ～Ⅲ講座講師】
前山　　仁　（株）産業再生機構　プロフェッショナル・オフィス　マネージャー

【第Ⅳ講座講師】
尾城　雅尚　（株）産業再生機構　プロフェッショナル・オフィス　マネージャー

鏡山　英男　（株）産業再生機構　プロフェッショナル・オフィス　マネージャー

［ホームへ戻る］　お問合せ：03-3563-0099　E-mail