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事業の将来キャッシュフローを裏付けとした「WBS(事業証券化)」が進展し、多様化してきた。
そのリスク分析とストラクチャー検討のポイントを解説する。

「WBS(Whole Business Securitization):事業証券化」に適した事業特性は何か!
「WBS(事業証券化)」のリスク分析と事業タイプ別にみた可能性
ゴルフ場/パチンコホール/レジャーホテル/有料老人ホーム/等

ごあんない
 オフィスビルや賃貸マンション、商業施設など収益不動産の証券化が普及するなか、近年ではより高い利回りを求めてオペレーショナル・アセットへの投資も活発化してきています。特に注目されているのが、ゴルフ場やパチンコホール、レジャーホテル、有料老人ホームなどの「キャッシュフローが安定的で予見可能性が高く」かつ「代替オペレーターが見つかりやすい」事業を裏付けとした証券化(WBS=事業証券化)です。WBSは、これら事業運営会社にとって、資金調達手法の多様化が図れるものとして期待されています。
 しかしながら、WBSはわが国ではいまだ緒に着いたばかりで、リスク分析やストラクチャー構築にあたっては、日本固有の法制度や事業分析・オペレーター評価などで十分に検討されなければなりません。
  本セミナーでは、実務経験豊富な講師をお招きし、そのリスク分析と事業タイプ別にみた可能性を解説いただきます。

セミナープログラム&タイムスケジュール

13:00〜16:30 (14時45分前後に10分間のコーヒーブレイク)

I. WBS(事業証券化)の意義と発展経緯
● 格付けの定義
● WBS(Whole Business Securitization)とは何か
● WBS発展の経緯(発祥地・英国での進展と日本での可能性)
● WBSの特徴(コーポレートファイナンス・アセットファイナンスとの比較検討)
● 資金調達手段としての意義
● WBSに適した事業特性

II. WBSのリスク分析とストラクチャーの検討
● 事業キャッシュフローの検討
 ・将来キャッシュフローの発生蓋然性、金額の予見可能性
 ・産業のマクロ動向と業界分析
● ストラクチャーの検討
 ・ 倒産隔離
 ・ 信用補完
 ・ バックアップサービサー
 ・ コベナンツ(パフォーマンストリガー)

III. 事業タイプ別にみたWBSの可能性
● ゴルフ場
● パチンコホール
● レジャーホテル
● 有料老人ホーム
● その他

IV. 質疑応答

講師:ムーディーズ ジャパン(株) ストラクチャードファイナンス
    ヴァイスプレジデント/シニアクレジットオフィサー
    桑原 孝

■WBS(Whole Business Securitization:事業証券化)とは■
WBSとは、事業そのものが生み出す将来キャッシュフローを担保にした証券化で、いわば「担保付きコーポレートファイナンス」とABS(資産担保証券)やCMBS(商業用不動産担保証券)など「アセットファイナンス」の中間の位置づけとなる資金調達手法であり、わが国では「事業証券化」と訳されている。WBSが発展している英国では、資金調達を図る事業体は完全に倒産隔離されたSPCではなく事業運営会社であるが、ローン契約において資産処分の制限・追加借入れの制限・他業参入に関する制限など倒産を回避するための約束事項(コベナンツ)が盛り込まれている。 また、事業運営会社の経営が悪化した場合や倒産した場合は「代替オペレーター」が事業を引き継ぎ、裏付けとなる事業からのキャッシュフローが途切れない仕組みが手当てされている。  英国ではパブやホテル、テーマパーク、ヘルスケア、水道事業などへと発展し、わが国においてもゴルフ場やパチンコホール、レジャーホテルなどで登場しはじめている。

開催日時 2006年5月30日(火) 13:00〜16:30

会場 銀座ラフィナート
東京都中央区銀座1-26-1 TEL. 03-3564-0888(代表)


参加費 37,800円(1名様につき)
(消費税および地方消費税 1,800円含む)

●同一申込書にて2名様以上参加の場合

35,700円(1名様につき)
(消費税および地方消費税 1,700円含む)

※テキスト・コーヒー代を含む

インターネットでもお申込みできます)
お問合せ・お申し込み先
綜合ユニコム株式会社 企画事業部 
〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

桑原 孝(くわはら たかし)
ムーディーズ ジャパン(株) ストラクチャードファイナンス
ヴァイスプレジデント/シニアクレジットオフィサー

2001年より現在に至るまで、主として不動産証券化案件の格付けを担当。百貨店等商業施設を裏付けとしたCMBSやゴルフ場WBSなど、幅広いアセットタイプ・仕組みの案件に携わってきた。
                             ※
ムーディーズ ジャパン(株)は1985年の設立以来、世界の資本市場で活動する機関投資家および債券の発行体を対象に、幅広い信用格付け、調査および情報サービスを提供している。ムーディーズの格付けは金融市場における日本企業の資金調達にも役立っており、同社によって継続的に提供される格付けをもつ債券は、信用力だけでなく価格面からも投資家にとってより好ましい投資対象となる。これにより債券の流動性が高まり、債券の発行条件の効率化につながる。現在、大手銀行・証券・保険会社をはじめ、一般事業会社、公益事業会社、政府系機関を含む300を超える日本の発行体の債券・債務に、ムーディーズの格付けが付与されている。


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