綜合ユニコム｜参加型納棺のための【困難遺体】復元処置講座（上級編）

綜合ユニコム｜ビジネススクール

THE FUNERAL BUSINESS SCHOOL
人材育成---人をつくる・心をつくる・人を育てる

「プロとしてもっとご家族に出来ることはないか？」
葬儀社・納棺スタッフ対象、
さらなる専門スキル向上を目指す方のための参加型納棺実務講座【上級編】

軽度から重度まで、状況別処置方法の対応力を高める

参加型納棺のための
【困難遺体】復元処置講座（上級編）

■対象
これまでの弊社参加型納棺講座の受講者、現場で困難遺体に接することが多い方、
下記プログラムの内容についてお困りの方、処置技術の向上を目指す方など

ごあんない
　納棺や葬儀のお別れの場面でご遺族が故人と向き合うことや、ご遺族とともに進める参加型納棺を可能にするには、故人が生前のように“戻る”ことが重要です。しかし、遺族への手厚いメンタルサポートが必要な急死や特殊なケースほど、戻すための技術は難しいものであり、そのノウハウを共有する機会も、これまでほとんどありませんでした。
　そこで今回、㈱桜の笹原留似子氏による【参加型納棺】実務講座の上級編として、2つのテーマの講座を開催いたします。

　本講座「【困難遺体】復元処置講座（上級編）」は、たとえ他の葬儀社・納棺会社が諦めるケースであってもご遺族の期待に応えられるレベルの復元処置を目指し、難易度の高い状況に対して、原因理解と死後変化から考える具体的な処置の手順とご遺族への説明法までをレクチャーいただきます。
　納棺・復元処置の専門職として、さらなる技術の向上を目指す方々は、ぜひこの機会をご活用下さい。

●「参加型納棺」とは
ホスピス病棟勤務経験をもつ(株)桜の笹原氏が実践する、納棺の時間を活用したオリジナルメンタルケア。理論に裏付けられた納棺の技術をベースに、納棺のプロセスの中で、所作、言葉がけ、表情などでスムーズな流れを演出しながら、ご遺族に協力を仰ぎ故人に触れていただいたり、また故人にしてあげたいことを引き出し、実現することで、ご遺族が「自分でやった」という想いにつなげ、心残りのないお別れやご遺族の立ち直りをサポートします。

セミナープログラム＆タイムスケジュール

※昼食休憩および適時休憩をとりながら進行いたします。

1. 死後変化の知識と対応
●大きなかさぶた（赤色）の処置
　交通事故・転落事故等で見られる「かさぶた」の除去と復元
●【実習】黄疸（黄色）復元のポイント
　時間経過に伴なう変化の予測。原因と対処法
●死斑（紫色）復元のポイント
　対応できる場合の処置方法、強くなってしまった変色への対処

2. あきらめない！ケース別（軽度・中度・重度）処置法
●水泡、酸素マスク痕～ご家族が気にすることと解消方法
●長期療養の方に多い処置～蓐瘡の対処、拘縮の伸ばし方、脂肪の沈下への対応
●止血～すり傷から出血が止まらない状態まで
●検視止血～どうしても時間が経過してしまった後の対処
●溺死の処置～お風呂場から屋外まで
●ガス、風船現象が起こる原因と安定させるための解決法
●火傷～状況の把握と予測されることへの対処
●お顔の損傷の復元（まぶた、まつ毛）

※事前アンケートにて、皆様からご質問や対応に困ったケースなどを募集し、
　当日の内容に取り入れて進行いたします。ぜひご協力下さい。

3. 特殊遺体の復元から納棺までの流れ
　～どのタイミングでお顔の復元をするか
●【デモンストレーション】優先順位を決め時間のロスをなくす
　各段階で準備するものと使用例
　お顔の処置、身体の処置、着せ、復元、安置

4. ご家族と一緒に行なう“参加型納棺”の施行内容
●特殊遺体のケースでの参加型納棺のコミュニケーション法
●言葉をかける際の注意点（思い込み、言葉のイメージなど）
●思いを形にする方法
●火葬まで持たせる安置方法

5. 質疑応答・終了
　（当日は実習用具を用意しております）

開催日時■	2013年11月18日（月・友引前）　 10:00～16:00
会場	飯田橋レインボービル会議室東京都新宿区市谷船河原町11　TEL.03-3260-4791
参加費	42,000円（1講座、1名様につき）　（消費税および地方消費税 2,000円含む） ※テキスト代・実習備品代・昼食代を含む。
定員	20名（申込み先着順）
※同業の研修企業など、主催者または講師の都合により参加をお断りする場合がございます。　あしからずご了承ください。

▼内容に関するお問合せは綜合ユニコム株式会社企画事業部〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル　TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

笹原　留似子（ささはら　るいこ）
株式会社桜　代表取締役
北海道出身。幼少の頃よりキリスト教日曜学校に通い、聖書の教え、マザーテレサの精神を学ぶと同時に、医師主催のボランティア活動に参加。のちに巫女として奉職し、神楽や舞楽を神前で奉納。3年後、巫女長となる。その後、自身の手術を経て、病院ホスピス病棟に勤務。在籍中は医師や看護師長のクラーク（医療秘書）として、感染予防対策委員会・褥瘡対策委員会・接遇委員会等の活動で専門知識の習得に努めるとともに、患者と患者家族との関わりの中で、メンタルケアをチームまたは病棟単位で実践。病棟で沢山の患者さんを看取る中、医師の勧めで復元納棺師となる。病院時代の経験を活かし、納棺時間のオリジナルのグリーフケアに取組み、これまでに数千のご遺体と対面し、供させていただく。2007年11月、株式会社桜の立ち上げに伴ない現職。
医師や看護士、ケアマネージャー、看取り実践施設等とのネットワークを持ち、水沢学苑看護専門学校の非常勤講師を務めるほか、医療・福祉関係者を対象とした勉強会でも活躍中。また、東日本大震災の際には、復元ボランティアとして被災地を奔走。多方面の協力のもと、3か月以上かけて約300体の復元処置を担当させていただいた。
現在も岩手県北上市を中心に、日々、「参加型納棺」と「復元処置」を提供している。

（株）桜笹原留似子氏全面執筆協力
［増補版］納棺・遺体処置実務実践資料集
損傷部位の処置、溺死、縊死の処置など、ケース別の対処法を詳解！

●定価 63,000円［本体60,000円］
●A4判 182ページ

本書は2011年3月に刊行した「納棺・遺体処置実務実践資料集」の増補版です。今回新たに第10章を設け、現場でよく起こる死後変化を軽度、中度、重度に分けて原因を整理し、復元法を解説しています。講座と併せ、現場での対処の手引きとしてご活用ください。

※詳細ページはこちら…　

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