【C会場】
 6月28日(木) 1日目
【C-1】 6月28日(木) 10:00〜12:00(120分)
【サービス実務】

  セレモニーアテンダント養成講座【ダイジェスト編】
〜葬祭スタッフ必須の基本姿勢と接遇スキル

  ○葬祭接遇スタッフに求められる基本姿勢〜お客様の心情理解
○応対場面での「約束事」〜身だしなみ/言葉遣い
○葬祭接遇スタッフのカウンセリングスキル〜3つの基本姿勢
○相手に伝わる「接遇アクション」のポイント
 @待機姿勢 A表情 B目線 Cお辞儀 
 D歩き方 E言葉がけ F案内誘導


加藤 直美 泣Gムシープロデュース 葬祭接遇インストラクター
    茨城県生まれ。1990年頃より企業研修講師としての活動を開始し、自動車販売会社、食品メーカーなどで新入社員研修、問題解決研修、コミュニケーション研修などを担当。97年より葬儀スタッフ向け研修会講師のキャリアをスタート。葬儀の現場サポートスタッフとして数多くの施行現場に携わりつつ、葬儀スタッフ向け研修会、葬祭業者向け教育テキスト作成に関わる。2002年、有限会社MCプロデュースに所属。見積りから施行まで、葬儀全体のコーディネーターとして実践を重ねると共に、司会、葬祭椄遇講師として活動中。08年にはGCC研究所にてグリーフカウンセラー資格を取得し、グリーフサポートの視点を接遇スキルに応用した「接遇コミュニケーション」を研修会に取り入れ評価を得ている。

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【C-2】 6月28日(木) 12:40〜14:00(80分)
【遺体処置実務】

  参加型納棺実践のための復元処置
「目閉じ」の実践手法

  ○「眼」と「瞼」に関する生理学的基礎知識
○納棺場面でご遺族が気にされること
○処置を始める前に〜自身と家族を守る感染防御策
○目の閉じ方(軽度・重度)と注意点
○陥没の戻し方のポイント


笹原 留似子 轄 代表取締役/復元納棺師
    北海道出身。幼少の頃よりキリスト教日曜学校に通い、聖書の教え、マザーテレサの精神を学ぶと同時に、医師主催のボランティア活動に参加。のちに巫女として奉職し、神楽や舞楽を神前で奉納。3年後、巫女長となる。その後、自身の命がけの手術を経て、病院ホスピス病棟に勤務。在籍中は医師や看護師長のクラーク(医療秘書)として、感染予防対策委員会・褥瘡対策委員会・接遇委員会等の活動で専門知識の習得に努めるとともに、患者と患者家族との関わりの中で、メンタルケアをチームまたは病棟単位で実践。病棟で沢山の患者さんを看取る中、「もっと自分にできる事はないか」と考え、医師の勧めで復元納棺師となる。病院時代の経験を活かし、納棺時間のオリジナルのグリーフケアに取組み、これまでに数千のご遺体と対面し、供させていただく。2007年11月、株式会社桜の立ち上げに伴ない現職。
ケアマネージャー、看護師、看取り実践施設等とのネットワークから、医療・福祉関係者を対象とした勉強会でも活躍中。また、東日本大震災の際には、復元ボランティアとして被災地を奔走。多方面の協力のもと、3か月以上かけて約300体の復元処置を担当させていただいた。
現在も岩手県北上市を中心に、日々、「参加型納棺」と「復元処置」を提供中。

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【C-3】 6月28日(木) 14:15〜15:35(80分) 【サービス実務】

  「サービス介助士」資格の認定団体が直接指導

葬儀ホール運営、葬祭接遇場面に役立つ「サービス介助」技術

  ○交通機関・サービス産業を中心に約8万人が取得した「サービス介助士」
○高齢者の理解〜加齢による身体的特徴と接し方のヒント
○高齢者の介助〜ハード面の改善、接遇面の工夫
○車いすの操作方法〜車いすの種類、管理・操作方法
○視覚に障がいのある方への接し方〜手引きのポイント・演習
○ユニバーサルデザインの考え方と会館運営への活かし方


根本 明美 NPO法人 日本ケアフィットサービス協会 
サービス介助士2級インストラクター
    NPO法人日本ケアフィットサービス協会は、超高齢社会に突入したこの時代だからこそ求められる、一人ひとりに対するケアの重要性に着目した環境づくりを推進すべく設立されたNPO法人。高齢者だけではなく、障がいのある方々など社会的不利益を被る可能性のあるとされるすべての方々に対する、一人ひとりにフィットさせたサービス「ケアフィット・サービス」の学びの普及と人材育成を、共育活動(サービス介助士の普及など)や研究・広報活動を通して行なっている。

●サービス介助士2級とは
サービス介助士2級(ケアフィッター)は、高齢な方やお身体の不自由な方が、安心して社会参加できる環境を整えるために、お迎えする側がさまざまな人を受け入れるために必要となる「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を学ぶ資格。
現在では、運輸業・小売業・観光業・レジャー産業などの企業、また大学・専門学校の講座などで約9万人(2012年5月現在)が資格を取得している。

※1 「サービス介助士」資格の現在の最上位が2級です(1級は準備中)。
※2 資格の習得には、在宅での事前学習と2日間の実技教習による「サービス介助士2級検定取得講座」の受講と合格が必須です。

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【C-4】 6月28日(木) 15:50〜17:00(70分) 【グリーフケア実務】

  看取りの現場のグリーフサポート
〜「緩和ケア」から学ぶ、生きることと死ぬこと

  ○緩和ケアが大切にするホスピタリティ
 〜医療からの引き継ぎで理解しておきたい家族対応の基本姿勢
○医療者が行なう「患者ケア」「家族ケア」の実践
 〜患者・家族とのコミュニケーション
○葬祭事業者へのメッセージ
 〜グリーフケアのリレーを目指して


田巻 知宏 北海道大学病院 腫瘍センター 診療准教授 緩和ケアチーム
    1963(昭和38)年、北海道紋別郡遠軽町生まれ。89年札幌医科大学卒業、札幌医科大学第一内科入局。97年頃から緩和ケアを目指し、99年4月より東札幌病院緩和ケア科に勤務。2001年8月、東京都杉並区の救世軍ブース記念病院ホスピス立ち上げに参加。04年1月より札幌南青洲病院ホスピス医長として勤務。08年4月、北海道大学病院腫瘍センター緩和ケアチームに勤務(現職)。10年、診療准教授に就任。
北海道緩和医療研究会世話人、札幌ホスピス緩和ケアネットワーク常任理事、日本緩和医療学会評議員、北海道がん診療連携拠点病院協議会研修部門緩和ケア分野責任者。日本消化器内視鏡学会認定医、日本緩和医療学会暫定指導医。

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