横浜幸銀信用組合
●注目企業レポート
幅広い金融サービスと社会貢献活動で
地域活性化を支援
地域とともに歩み、信頼に応え、
ともに考える
横浜幸銀信用組合は、本店を横浜市中区に置き、関東エリアと九州エリアを中心に19県を営業地域とし、29店舗を展開している。 今年9月には、福岡市内の福岡本部ビルを新築するとともに、福岡天神支店を新たに開設し30店舗体制となる。
同組合は、金融機関としての公共的使命の社会的責任を念頭に、法令等遵守態勢の徹底と高い企業倫理を確立する経営方針のもと、お互いの顔が見える「FACE-TO-FACE」を営業推進のスローガンに掲げ、それぞれの地域に根差した金融サービスを提供している。
市況について理事長の呉龍夫氏は「コロナ禍が一定の落ち着きをみせたものの、資源価格の高騰に伴う物価の上昇が長期化しており、非製造業を中心に人手不足の深刻化が懸念されるなど、実体経済は厳しい状況が続いております。このような経済情勢のときこそ、地域とともに歩み、信頼に応え、ともに考える取組みが必要です。当組合では地域の経済発展を目指し、お客様の経営支援を実施しております」と語る。
同組合の事業規模は、2023年9月時点で、組合員数7万2663人、預金・積金額は6443億4012万円、貸出金は4760憶1510万円。
積極的な社会貢献活動で、
地域社会の活性化に努める
また金融サービスの提供にとどまらず、文化、環境、教育といった、広く地域社会の活性化につながる社会貢献活動においても積極的に展開している。
『こどもの未来プロジェクト』は、〝こどもたちの未来のために私たちができること〞をコンセプトに、「みんなの笑顔のために」「未来を担うこどもたちへ」「豊かな自然をずっと」の3つのアクションプランから構成される。
具体的には、乳児院で暮らす子どもたちに絵本の寄贈、児童養護施設などで育った若者への自立支援、アジアにおける学校建設など。またプロスポーツのスポンサー活動を通して地域のスポーツ振興や新江ノ島水族館のビーチクリーン活動「えのすいeco」活動にサポーターとして参画するほか、新江ノ島水族館内の相模湾ゾーンにて、干潟の生態系を再現した水槽の展示への協賛など、その活動領域は幅広い。
これらの活動は、(一社)全国信用組合中央協会が実施する「第一回しんくみブランド表彰」にて優秀賞を受賞、神奈川県の「かながわ子ども・子育て支援奨励賞」を受賞するなど、社会からも高い評価を得ている。同組合では、今後もさまざまな活動を通して、地域の強い絆とネットワークを形成していく方針である。