㈱構造計画研究所
●注目システムレポート
「スマートロック」でフロント業務を削減
施設運営の「効率化」「無人化」「キーレス化」をサポート
ユーザーの利便性と
運営効率向上の両立を実現
㈱構造計画研究所は、米国RemoteLock社が開発したWi‒Fi型スマートロックシステム「RemoteLOCK」の日本における独占販売権を有する総代理店として、2017年よりサービス提供を開始している。
RemoteLOCKは、複数のドアと利用者をクラウドで一括管理できる入室管理システムで、宿泊施設をはじめ近年ではグランピング、プライベートヴィラ、インドアゴルフ、サウナといった各種レジャー施設からの問合せも多い。さらに商業店舗、オフィス、大学、公
共施設に至る幅広い業種で採用されており、1日当たり10万組以上の入室管理の実績を誇る。
同製品の最大の特徴は、利用者ごとに発行される多様な解錠方法(暗証番号・QRコード等)で、利用者は物理鍵を持ち歩かずに客室や時間貸しの共用スペース(浴室・会議室・テニスコートなど)の利用が可能になる。客室や共用スペースの扉を解錠する暗証番号等は、メールのほか、セルフチェックインシステムと連携してスマホアプリ等に通知することも可能。
同システムは宿泊予約サイトやサイトコントローラー、PMS、セルフチェックインシステムといった約60 にも及ぶ各種サービスと連携しており、さまざまな施設・運営形態で、解錠手段の発行を自動化できる。フロントでの鍵の受け渡しが自動化されることで、業務内容を大幅に短縮・削減することも可能だ。
また施設側は、クラウド管理システムで暗証番号・QRコードの発行や入室履歴の閲覧などをパソコン・スマホ等により遠隔から確認し、スタッフを含めた入室権限を管理することもできる。
RemoteLOCKは、客室だけでなく、玄関ドアやエレベータ、大浴場等と合わせた入室権限の設定にも対応し、夜間の関係者以外の侵入防止など、セキュリティ対策も万全である。
導入ホテルでは、フロント業務の約50%削減や人件費の年間33%削減を実現した事例もあり、スタッフは創出された時間をホスピタリティに注ぎ、削減された費用を設備投資に充てることで、施設全体のサービス向上につなげ、利用者のリピート率アップを実現して
いる。