綜合ユニコム|編集長だより | [ホームへ戻る] |
【2005.07.08】 |
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自立型老人ホームを催事場とする試みは 一般事業会社にも歓迎される 最近興味深いニュースが届きました。7月2日(土)〜3日(日)の両日、江戸川区内の有料老人ホーム「悠楽里えどがわグリーンパーク」において「いきいき健康福祉フェア」という福祉・介護系のイベントが開催されるというのです。 同ホームの運営主体であるライフサポート株式会社は、老人ホームや訪問介護事業のほか、認証保育所の運営やベビーシッター派遣といったチャイルド事業も展開しており、いわば「少子化」と「高齢化」の両面をビジネス機会と位置づけているようです。なお「悠楽里えどがわグリーンパーク」は要介護者だけでなく、自立高齢者向けフロアを持つことでも知られています。 この「いきき健康福祉フェア」は江戸川区の協力の下、介護・福祉商品の情報提供をテーマとしており、狙いはやはり現在の入居者と入居希望者などへのアピールだと思われます。具体的には以下のようなイベントが実施されるそうです。 ・最新介護車両の展示・試乗 ・電動車いすの展示・試乗 ・特殊車いすの展示・試乗 ・介護・リハビリ用品の紹介 ・電動ベッドの展示・実演 ・やさしい献立試食・展示 ・リズム楽器の展示・実演 ・アニマルセラピーの実演 ・シニア向け和菓子の紹介 ・足機能回復シューズの紹介 ・江戸川区老人会の紹介 ・温泉の紹介 ・模擬店の出店 ・同ホームの紹介 など さて、私がなぜこのイベントに興味を持ったかというと、同様の動きがほかにも進行していることを知っているからです。たとえば関西地方では、相続対策や資産運用、税務・法律相談や美容相談会、メイクアップなどといったプログラムを検討している高級有料老人ホームがあると聞きます。また九州地方のある高齢者向け住宅事業会社では、入居者募集の説明会において「医者とケアワーカーが本音で語り合う場」を企画しているとのこと。 本誌は、介護型・自立型を問わず有料老人ホームや高齢者向けマンションが、入居者サービスや認知度向上を目指してこうした様々な企画を実験していくことが、今後さらに必要だと考えるだけでなく、商品・サービスをシニア顧客に向けてアピールする機会を得たい一般事業会社にとっても歓迎すべきものではないかと考えています。 (玉置泰史/月刊シニアビジネスマーケット) 【参考URL】 月刊シニアビジネスマーケットブログ http://blog.livedoor.jp/sbm1/ |
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