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企業や地域のブランディングの一翼を担うコミュニケーション施設!
多様な広がりをもつ「企業ミュージアム・テーマミュージアム」具体化のための
開発・運営・再生のポイントを“適切な収益確保”の視点を交えて徹底解説!

企業ミュージアム・テーマミュージアムの開発・再生計画資料集

●A4判/縦型/116頁●定価74,000円+税●2019年10月31日発刊


【執筆】
第1編 石川 貴敏 樺O青研究所 文化空間情報部 部長 上席研究員
第2編 河原 政治 潟<fィアンスデザイン ディレクター
第3編 高柳 直弥 大正大学 地域創生学部 地域創生学科 専任講師



【本書の特徴】
特徴 1 「企業ミュージアム・テーマミュージアム」を取り巻く環境変化を押さえたうえで、“投資案件”の視点を交えて施設計画・運営計画および再生計画の留意点を解説。あわせて、展示面積1,000u・年間来館者数20万人・入館料徴収型施設の収支シミュレーションを提示。
特徴 2 多様化する企業ミュージアムの活動内容を体系的に整理。また、ブランド競争力強化に向けたインターナル・ブランディング型の運営手法や企業市民型の活動について解説。
特徴 3 新規開発およびリニューアル(再生)の注目事例から、コミュニケーション施設としての空間体験や環境づくり、提供サービスなどとその効果についてレポート。
特徴 4 近年の「企業ミュージアム・テーマミュージアム」の開設・リニューアル動向を俯瞰し、その質的変化と潮流を分析。

【発刊の狙い】
 現在の企業ミュージアムは、企業に求められる事業活動や役割の広がりとともにそのあり方が変容しています。顧客や取引先だけでなく企業や工場が所在する地域社会に対しても、ブランドイメージや企業の姿勢・理念を伝える場として積極的に活用されているほか、企業として目指すべき方向性や価値観を従業員に教育・啓発する場、オープンイノベーションを実践する場としても注目されています。また、企業PR活動の変化、ブランディングやCSRに対する意識の高まりなどを背景にして活動内容が多様化している企業ミュージアムですが、近年はこれらへの対応を目的としたリニューアルが相次ぎ、活動を支えるための「適切な収益確保」の観点も見直されています。
 一方、従来の枠にとらわれない新たなテーマやコンセプトを掲げ、展示・体験などで高いエンターテインメント性を有するテーマミュージアムの開発・リニューアルも活発で、複合開発の集客マグネットや地域観光振興拠点などとしても注目を集めています。
 本書は、多様な広がりをもつ「企業ミュージアム・テーマミュージアム」のあり方をどのように方向づけ、予算やスケジュール、社内調整などのさまざまな課題があるなかでどのように具体化していくか、特に企業ミュージアムでは、他の投資案件と同じように「その投資によってどのような効果が得られるのか」を念頭に置き、検討項目を抽出して具体化に向けたポイントを提示いたします。
 なお、「企業ミュージアム・テーマミュージアム」の新設およびリニューアル(再生)に必須の情報を取りまとめた本書とともに、企業広報の視点から施設開発・運営についてまとめた『企業PR施設開発計画&ブランディング戦略資料集』(2017年2月7日発刊)の併読もお薦めします。




冊子版:絶版
【PDF版】のみ
ご注文いただけます

[編集内容]
第1編 市場動向
 1. 企業ミュージアムの開発・リニューアル動向
  (1)企業ミュージアムの現状
  (2)企業ミュージアムのタイプ別分析
  (3)企業ミュージアムを戦略的に活用する
 2. テーマミュージアムの開発・リニューアル動向
  (1)テーマミュージアムの現状
  (2)特徴的なテーマを掲げる施設
  (3)独自性を求めるミュージアム
 3. 企業ミュージアム・テーマミュージアムの将来展望

〈資料@〉2009年4月〜2019年10月にオープンした
     主な企業ミュージアム
〈資料A〉2009年4月〜2019年10月にリニューアルを行なった
     主な企業ミュージアム
〈資料B〉2009年4月〜2019年9月にオープンした
     主なテーマミュージアム
〈資料C〉2009年4月〜2019年9月にリニューアルを行なった
     主なテーマミュージアム

第2編 開発・再生のポイント
 1. 開発特性と留意点
  (1)企業ミュージアム・テーマミュージアムの基本ポテンシャル
    @広がる企業ミュージアム・テーマミュージアム
    A自社に限定した施設か、より普遍的なテーマの施設とするか
    B体験志向・未来志向・交流志向
    C「五感を通じた特別な体験」が核となる強み
    D「コミュニケーション施設」としての企業ミュージアム
  (2)企業ミュージアム・テーマミュージアムを取り巻く環境変化
    @外部環境の変化:高まる企業ミュージアムへの期待
    A内部環境の変化:変化する企業課題への対応
  (3)開発・再生の基本的留意点
    @開発・再生の出発点としての「目的と性格」の明確化
    A再生プロジェクトに欠かせない「存在理由の再定義」
    B「企業としての意思」「地域や社会との関係性」「事業課題への対応」
  (4)開発・再生プロジェクトの基本的な流れと段階別留意点
    @発意・構想段階
    A計画・設計段階
    B制作・準備段階
    C開業・運営段階
 2. 施設計画の留意点
  (1)理念・目的・性格の明確化
  (2)立地の検討
  (3)ターゲットの設定
    @インナーとアウター
    A集客圏域
  (4)求められる施設機能の整理
    @エントランス機能
    A展示機能
    B交流機能(教育・普及機能)
    C収蔵機能
    D調査・研究機能
    E管理機能
    F飲食・物販機能
  (5)施設規模の検討
    @類似施設による設定
    A機能からの積み上げ
    Bキャパシティからの算出
  (6)来館者数設定
    @施設ポテンシャルからのアプローチ
    A運営与件からのアプローチ
  (7)提供すべき空間体験と環境計画
    @一貫性のある体験のデザイン
    A独自性とシンボル性をもった施設と空間づくり
    B社会や地域に対する企業姿勢の具体化
  (8)展示ストーリーと展示構成
    @展示テーマの設定
    A展示ストーリーへの展開
  (9)自社保有資源の確認
  (10)時代トレンドと最適な展示手法
  (11)運営プログラムとの連携
  (12)飲食・物販施設の検討
  (13)予算および収支計画との調整
    @予算計画との調整
    A収支計画との調整
 3. 運営計画の留意点
  (1)運営理念の明確化
  (2)運営組織の位置づけと運営体制
    @運営組織の位置づけ
    A運営体制の考え方
  (3)社内外との連携
  (4)運営サービスのレベル設定
  (5)入退館方式の検討
  (6)案内・接遇方式の検討
  (7)イベントおよび体験プログラム
  (8)飲食・物販施設の運営
  (9)持続性ある施設運営のために
 4. 再生計画の留意点
  (1)再生計画の基本的留意点
    @リニューアル・再生目的の明確化
    Aリニューアル・再生方針の設定
    B時代・社会の環境変化と施設計画
    C時代・社会の環境変化と運営計画
    D企業環境の変化と事業計画
  (2)再生にあたっての施設計画課題
    @目的と立地特性の適合性
    A求められる機能と施設特性
    Bあるべき展示と空間特性
    C時代・社会ニーズへの対応
  (3)再生にあたっての運営計画課題
    @運営理念との適合性
    A取り組むべき活動と施設特性
    B運営サービスと施設与件
    Cイベント・体験プログラムとの適合性
    D期待される収益性の実現
 5. 収支計画の考え方
  (1)収支計画策定の前提──運営収支が均衡する収支計画を検討
  (2)企業ミュージアム・テーマミュージアムの採算特性
    @施設および投資の規模
    A年間来館者数と年間売上高
    B運営支出
  (3)収支モデルプラン──展示面積1,000uを基準として
    @初期投資額の検討
    A来館者数の想定
    B収入計画(入館料および飲食・物販収入)
    C運営収支試算
    D試算結果について
  【収支シミュレーション】

第3編 企業ミュージアムの多様化とマーケティング
 1. 企業ミュージアムの役割
  (1)企業ミュージアムの多様性
    @機能の多様性
    A運営環境の多様性
    B想定来館者の多様性
    C内容面の多様性
  (2)ステークホルダーとのコミュニケーションのためのメディア機能
    @従業員とのコミュニケーション
    ABtoB製造業における意義
  (3)ミュージアムとしての価値創造
 2. 発展する企業ミュージアムの実践
  (1)企業や製品などのイメージを演出するための展示手法
  (2)インターナル・ブランディング型の運営手法
  (3)企業市民型という活動方針のあり方
 3. 活動の成果検証とフィードバック
  (1)ステークホルダー別の来館者数の把握
  (2)利用者の反応や満足度等の調査
  (3)成果の検証とフィードバック

第4編 ケーススタディ
 新規開発@/イノベーションロード(ヤマハ株式会社)
 新規開発A/いすゞプラザ(いすゞ自動車株式会社)
 リニューアル@/UCC コーヒー博物館(UCCホールディングス株式会社)
 リニューアルA/ふじのくに茶の都ミュージアム(静岡県)


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