医療・介護業界ともに大再編期を迎えているいま、制度改正や報酬減少による不振施設の増加と並行して、M&Aや事業再生案件が増え、デューデリジェンスのニーズが高まっています。一方、2014年にはヘルスケアREITが誕生し、不動産流動化のためのデューデリジェンスも注目されています。2018年度の診療報酬と介護報酬のダブル改定では、効率化と重点化でより報酬額が減少する見込みであり、再編はさらに加速されると予想されます。
本書は、病院・高齢者住宅等の事業性を適正に評価するための手法について、「運営」「法務」「財務」「物件」の4つの視点からそれぞれ専門家が実例をもとに具体的に解説、類書のないデューデリジェンスの実践的ビジネス書として刊行した2015年版の改定新版です。
新版では、データの刷新はもちろん、2015年に公布されたいわゆる医療法人制度を改正した「医療法の一部を改正する法律」(第7次改正医療法)を踏まえ、また、高齢者住住宅等については「サービス付き高齢者向け住宅」などの解説を充実させるなど、最新動向に沿った内容となっております。
金融機関のご担当者、医療・介護事業者、不動産鑑定士、会計士、投資対象として関心のある方など広く関連事業者の皆様にご購入をお薦めいたします。 |