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不動産証券化時代における資金調達と融資手法を確立するための
小口ノンリコースローン・小規模ファンドマネジメント実践実務資料
A4判/縦型/並製/188頁/定価:本体54,000円+税/2004年5月刊行

「出し手」「受け手」双方に向けた
ノンリコースローン活用・実行マニュアル


ごあんない
 企業信用力ではなく物件のキャッシュフローに基づいて融資されるノンリコースローンも現在では数億円単位からの利用が可能となり、これまでにも増して気軽に利用できる条件が整ってきました。しかしながら、融資サイドである金融機関と、利用者である不動産事業者、オーナーサイドの両者間には、まだまだ既存融資との違い、ノンリコースローン実行の手続き等について理解不足の点があるのではないでしょうか。
 そこで本書では、ノンリコースローンの「出し手」と「受け手」双方に向け、以下の内容で資金調達・融資実行のためのノウハウを提供します。不動産金融化時代のビジネススキーム構築にぜひお役立て下さい。

本書の特徴
1. 不動産金融化時代に必須となるファイナンスに関する基礎概念を

初心者にもわかりやすく解説します

2. 地銀、信金等の金融機関がノンリコースローン融資を実行するための具体手法を

社内体制整備も含めて開示します

3. 不動産所有者がノンリコースローンを調達、借りかえるためのプロセスやコスト

およびチェックポイントを網羅します

4. 小規模ファンドの組成手法を詳解し、不動産事業者の新ビジネススキームの

構築を支援します

5. 先進事例をプレーヤー別の視点で整理。

ノンリコースローンの活用・実行の具体手法、ファンドマネジメント手法を紹介します




【編集内容】

第1章 不動産ファイナンスの新潮流

1.不動産ファイナンスという概念
 ――市場型ファイナンスとしての不動産金融

(1)担保価値の着目の仕方
(2)担保価値の確保の仕方
(3)資金供給者
(4)調達方法
(5)メーンバンク制の崩壊
2.不動産ファイナンスと不動産証券化・不動産流動化
(1)不動産流動化
(2)不動産証券化
3.日本における不動産ファイナンスの展開
4.不動産の金融商品化
5.ノンリコースローン
(1)ノンリコースローンの仕組み
(2)ノンリコースローンの導入効果
(3)ノンリコースローンの特徴
(4)そもそもノンリコースローンの定義とは

第2章 不動産ファイナンスに関する基礎概念

1.担保価値の算定(Valuation)
(1)評価の基準時点
(2)評価方法
(3)収益等の調整
2.リスク指標の捉え方
(1)LTV
(2)DSCR
3.信託の機能
4.匿名組合(TK)
5.SPC
(1)SPC
(2)特定目的会社(TMK)
(3)中間法人
6.デットとエクイティ
(1)デットとエクイティの意味
(2)デットとエクイティに区分するための制約
(3)メザニン
7.デューデリジェンス
(1)エンジニアリングレポート
(2)環境報告書
(3)AUP(Agreed upon procedure)
8.資金管理および配分(Waterfall)
9.コベナンツ(Covenants)
10.物件の賃貸借の方法と敷金の取扱い
11.CMBS
12.会計上の取扱い
13.開発型案件
14.事後設立
15.IRR

第3章 案件組成の具体的プロセス

1.案件組成にあたっての基礎的事項
(1)取引きは同一日に実行すること
(2)対象不動産に設定されている抵当権は抹消されるべきこと
(3)スキームの詳細は案件ごとに異なること
2.不動産ファイナンスに係る当事者とその役割・費用
3.案件組成の流れ
(1)マンデート
(2)関係者の選定
(3)デューデリジェンス作業
(4)タームシート作成
(5)SPCの設立
(6)ドキュメンテーション
(7)クロージング作業
(8)必要書類
(9)資金決済
(10)ポスト・クロージング作業
4.案件組成の際の留意点
(1)対象不動産の権利関係
(2)SPCおよび匿名組合の決算月の決定、元利金の支払いスケジュール
(3)ローン金利の決定とブレークファンディングコスト
(4)クロージングの方法――登記と資金決済のタイミング
(5)ローン実行の前提条件とレンダーによるWaive
(6)開発型案件における留意点
(7)消費税の取扱い
5.案件実行後の管理業務
6.出口戦略・リファイナンス手続き
7.期限の利益が失われた場合
8.契約書の様式
9.レンダーにおける体制整備

第4章 不動産投資ファンドの組成手法

1.不動産投資ファンドの隆盛とその背景
2.J−REIT
(1)導入の経緯
(2)仕組み
(3)上場不動産会社との比較
(4)投資商品としての特性
(5)金利リスク
(6)今後
3.プライベートファンド
 ――そのビジネスモデルと仕組みおよび留意点

(1)プライベートファンドの特徴
(2)ファンド組成方法

第5章 今後の不動産業と銀行業

1.不動産ファイナンスの進展と不動産業の変化
2.市場型ファイナンスとしての不動産ファイナンス
 ――銀行業(地域金融機関)の役割と今後


第6章 ケーススタディ

1.ファンドサイドからみた具体活用手法
(1)特定目的信託を活用したファンドにおける決算と物件売却
  東誠不動産
(2)分割信託を活用したファンド組成手法
  パワーマネージメント
(3)ノンリコースローンのリファイナンスによる投資資金回収
(4)ノンリコースローン調達に伴う実務と諸問題
2.レンダーサイドからみた具体実行手法
(1)ノンリコースローンにおけるレンダーの調査項目と交渉内容
  中央三井信託銀行
(2)ノンリコースローン実行の流れと社内決済手続き
  みずほ信託銀行
3.アレンジャーサイドからみた具体アレンジ手法
(1)アレンジ業務におけるマンデート獲得からクロージングまで
  ウインドコーポレーション
(2)ノンリコースローンを活用した開発型証券化アレンジの実際
  フィンテック グローバル
4.会計士からみたオフバランス化の可否検討
(1)開発型不動産流動化スキームにおける分譲マンションの開発事業を例に
  マスターズ・トラスト會計社


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