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収益をあげるホテルとして開発・再生し、資産流動化時代に対応するための
タイプ別ホテル事業の投資評価・再生実務資料集
A4判/縦型/並製/170頁/定価:本体54,000円+税/2003年11月発刊

これからの新規ホテル開発や既存ホテル再生には、
投資対象としてホテル事業の真の価値を理解し、ホテル特性に応じた事業スキームを構築することが重要です

本書の特徴
資産流動化時代を迎えホテル事業のあり方は大きく変貌しました。
 今日のホテル事業は、所有・資産価値向上から運営・収益性向上へと大きくシフトしました。しかし、わが国の現状を見ると、真に収益力のあるホテルとして運営・評価されているのはほんの一握りにすぎません。もちろん営業力の不足による収益減も要因としてあげられますが、ホテル事業を投資対象としてきちんと評価したうえで、収益をあげるための事業スキームを構築するという手法が確立していないという問題点も指摘されます。
 そのためには、さまざまなタイプがあり、それぞれに特色のあるホテルの事業構造を正しく理解しなければなりません。本書では、シティホテル、ビジネス・バジェットホテル・観光ホテル、レジャーホテルの各タイプごとにホテル事業の特性を整理し、以下の内容を盛り込みました。

1. ホテル事業におけるキャッシュフローの見方をユニフォームシステム(ホテル会計統一制度)の解説を踏まえ整理します

2. ホテルタイプで異なる収益構造を正しく把握し、保有資産ではなく収益事業としてのホテル事業を分析・評価する手法を紹介します

3. 既存ホテルの評価ポイントを具体的に示し、ホテル事業への投資を成功に導くためのチェックポイントを考察します

 これらにより、新しい時代のホテル事業の投資評価・分析手法を提示することで、今後のホテル開発や既存ホテル資産の有効活用につなげるノウハウを提示してまいります。




[編集内容]

第1章 変化するホテルの事業構造

1.ホテル事業の現在
2.ホテルと一般収益不動産との相違
 (1)対象資産
 (2)物件稼動(契約)形態
 (3)収益(キャッシュフロー)構造
 (4)定量的分析のむずかしさ
3.ホテルの稼動(契約)形態
 (1)ホテルの稼動形態
  ・所有直営方式
  ・運営委託・受託方式
  ・賃貸借方式/複合型
  ・フランチャイズ方式
  ・その他の契約形態
 (2)ホテルの賃料および運営委託料相場
  ・ホテル運営委託料
  ・ホテル賃料
4.・ホテル資産流動化の手法
 (1)ホテル資産流動化の手法
  ・セールス・アンド・リースバック方式
  ・SPC(Single Purpose Company)
  ・REIT(Real Estate Investment Trust)
 (2)ホテル資産流動化の課題

第2章 ホテル資産価値の見方
1.ホテル資産価値評価の手法
 (1)DCF法
  ・想定保有期間(キャッシュフロー予測期間)
  ・キャッシュフロー予測
  ・ターミナルキャップレートおよびディスカウントレート
 (2)DCF法以外の資産評価法
  ・原価法
  ・取引事例比較法
  ・直接還元法
2.ホテル資産評価におけるキャッシュフロー
 (1)所有直営方式/運営委託・受託方式
  ・キャッシュフロー概要
  ・ユニフォームシステム
  ・ユニフォームシステム導入に関わる課題
 (2)賃貸借方式

第3章 シミュレーションでみるタイプ別ホテルの事業評価
1.シティホテル
 (1)シティホテル事業の特徴・動向
 (2)シティホテルの評価シミュレーション
2.ビジネスホテル・バジェットホテル
 (1)ビジネスホテル・バジェットホテル事業の特徴・動向
 (2)ビジネスホテルの評価シミュレーション
 (3)バジェットホテルの評価シミュレーション
3.観光ホテル
 (1)観光ホテル事業の特徴・動向
 (2)観光ホテルの評価シミュレーション
4.レジャーホテル
 (1)レジャーホテル事業の特徴・動向
 (2)レジャーホテルの評価シミュレーション

第4章 ホテル再生のためのチェックポイント
1.再生の各段階における視点
 (1)超過債務の整理・解消段階
 (2)運営者との契約改定段階(運営委託・受託方式、賃貸借方式の場合)
 (3)ホテル運営収益の改善段階
2.運営会社との契約内容のチェックポイント
 (1)運営委託・受託契約におけるチェック項目
 (2)賃貸借方式におけるチェック項目
 (3)フランチャイズ契約におけるチェック項目
3.ホテルマーケットのチェックポイント
 (1)ホテルコンセプト
 (2)地域経済全般
 (3)ホテル立地
 (4)競合マーケット
4.施設・設備のチェックポイント
 (1)土地・建物全般
 (2)客室
 (3)料飲施設
 (4)宴会施設
 (5)その他施設・機能
5.オペレーション(売上部門)のチェックポイント
 (1)客室部門
 (2)料飲部門
 (3)宴会部門
 (4)その他売上部門
6.オペレーション(非売上部門)のチェックポイント
 (1)一般管理部門
 (2)営業部門(セールスマーケティング部門)
 (3)修繕・施設管理部門
 (4)水道光熱費
7.その他(GOP以下)の費用のチェックポイント
 (1)リース料
 (2)保険料
 (3)FF&Eおよび建物資本的支出
8.その他のチェックポイント
 (1)ホテル顧客満足度
 (2)ホテル人事制度
 (3)SWOT分析

第5章 具体的な再生手法・収益改善プランの提案
1.事業体制を変更することで収益構造を改善する提案
2.ホテル施設維持管理に要するコスト削減による収益性の向上提案
3.施設内容を見直し、無駄なスペースをなくすことにより収益構造を改善する提案
4.コンセプトを見直し、運営形態を変更することにより収益構造を改善する提案

ホテル投資ビジネスに必要なホテル業界用語解説


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