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不動産事業の収益性検討のための指標とその算出法
不動産事業の利回り評価実務資料
付録CD−ROM/モデル事業別の利回り算出プログラム(マイクロソフト社Excel2000対応)
A4判・縦型並製・190頁/定価:本体52,000円+税/2002年6月刊行

不動産事業・レジャー事業等各種プロジェクトの投資利回りを知り、効果的な事業開発を行なうために、主要な指標の算出方法および活用方法をわかりやすく解説しています

《本書の特徴》
1.利回り計算の基本となるNOIやネットキャッシュフローなど利益の概念を整理するとともに、NPVやIRR、ROI、ROEなど主要な利回りの算出方法とその見方をわかりやすく紹介します。

2.ファイナンス理論の利回りと不動産事業の利回りの違いを示すことで、不動産事業における適正な利回りの理解ができます。 

3.多彩なモデルシミュレーションによる具体的な利回り算出を行ない、その評価ポイントを解説することで、業種ごとに異なる適正利回りの違いを容易に理解できます。

4.付録として主要業種の利回り算出プログラムを用意していますので、実際の不動産事業の利回り評価にも役立てることができます。

利回り重視の時代に対応する不動産事業の評価方法とは
 不動産事業を投資対象として評価する不動産証券化が普及し、さらにプロジェクトファイナンスの広がり、PFIスキームの活用など、これからの不動産事業においては、事業の適正な評価が強く求められるようになってきています。こうした不動産事業評価のひとつとして、投資利回りは今後、ますます重要視されるようになることは間違いありません。
しかし、従来、投資利回りといった場合、金融商品としての見方が強く、不動産事業評価の指標として利用されることはほとんどありませんでした。最近でこそ、「不動産投資利回り」という言葉も一般的になってきましたが、不動産事業者向けにわかりやすく解説された書籍は少なく、不動産事業のプロであっても金融用語には不慣れな事業者が正しく理解することがむずかしい状況です。その結果、誤った数字や情報だけが一人歩きし、混乱を助長するような状況すら見受けられます。

各種投資利回り指標を実務に活用するために
 本書では、こうした金融の初心者を対象に、不動産開発に関わる投資利回り算出の仕組みをわかりやすく解説することを狙いとします。また、代表的な不動産事業の利回り評価の考え方をモデルシミュレーションを紹介しながら、投資評価ポイントとして解説することで不動産事業者が、実際の不動産開発に活用できる内容となっています。


編集内容
第1部 利回り理論の基礎知識
第1章 ファイナンス理論としての利回り
1.序論――利回りを理解するための論点
 1.時間の要素をどう組み込むか
 2.リターンとは何を指すのか
 3.財務構成はリターンにどう影響するのか
1.ファイナンス理論と分析方法
 
1.現在価値の考え方
  (1)現在価値(Present Value=PV)
  (2)割引キャッシュフロー(Discounted Cash Flow)
  (3)将来価値(Future Value)および複利(Compound Interest)
  (4)実効年間利回り (Effective Annual Yield=EAY)
  (5)正味現在価値(Net Present Value =NPV)
  (6)内部収益率 (Internal Rate of Return=IRR)
 2.アニュイティーとパーペチュイティー
  (1)アニュイティー(Annuities)
  (2)パーペチュイティー(Perpetuities)
第2章 不動産事業における利回りの算出方法
1. 日本の不動産評価の実際
 
1.不動産の価格とは
  (1)不動産とその価格
  (2)不動産とその価格の特徴
  (3)不動産価格の個別性
 2.不動産価格決定メカニズムについて
  (1)不動産取引市場の不完全性
  (2)評価手法の背景
 3.不動産評価手法の問題点と課題 
  (1)原価法
  (2)取引事例比較法
  (3)収益還元法
 4.不動産鑑定士の役割
2.物件の価値・評価
 1.物件価格とは
 2.物件の評価方法
  (1)コストアプローチ
  (2)売買事例比較法
  (3)総収入マルティプル(総収入倍数法)
  (4)直接還元法(Direct Capitalization Method)
  (5)DCF法(割引キャッシュフロー法)
3.周辺地域経済の収益物件の価値に対する影響
第3章 事業ストラクチャーが利回りに与える影響
1.不動産投資とリスク分析
 
1.不動産投資の目的
 2.投資に関わるリスクとその種類
 3.不動産投資分析の具体的手法
  (1)投資分析における前提条件
  (2)NOIと類似するキャッシュフロー
  (3)ネットキャッシュフロー(Net Cash Flow=NCF)
 4.キャップレートとターミナルキャップレート
  (1)キャップレート設定の考え方
  (2)ターミナルキャップレート設定の考え方
 5.DCF法による投資の意思決定
  (1)NPVによる意思決定手法
  (2)IRRによる意思決定手法
2.不動産ファイナンス
 
1.レバレッジ――ROEとROI
  (1)ROIとはROEとは
  (2)デットの比率とレバレッジ
  (3)損益分岐金利率(Break-Even Interest Rate)
 2.所有か賃借か――セール・アンド・リースバック
 3.減価償却と借入金
3.不動産投資に関わるその他の重要な指標
 
1.金融機関の融資の評価尺度
  (1)LTV(Loan to Value:ローン・トゥー・バリュー)
  (2)DSCR(Debt Service Coverage Ratio:デット・サービス・カバレッジ・レシオ)
 2.借入金の評価
  (1)ローンのIRR
  (2)アベレージライフ(Average Life)
 3.賃貸条件の評価
  (1)家賃の現在価値
  (2)実効家賃(Effective Rent)

第2部 業種別投資利回りの評価分析
〈業種別特性とモデルシミュレーション〉
 
1.オフィスビル/中規模オフィスビルモデルシミュレーション
 2.賃貸マンション/賃貸マンションモデルシミュレーション
 3.有料老人ホーム(特定施設)/有料老人ホーム(改修型)モデルシミュレーション
 4.都市型ファッションビル/都市型ファッションビルモデルシミュレーション
 5.郊外型ショッピングセンター/郊外型ショッピングセンターモデルシミュレーション
 6.複合レジャー施設/複合レジャー施設モデルシミュレーション
 7.宿泊特化型ビジネスホテル/宿泊特化型ビジネスホテルモデルシミュレーション
 8.レジャーホテル/レジャーホテルモデルシミュレーション
 9.パチンコホール/パチンコホールモデルシミュレーション
 10.レストラン/レストランモデルシミュレーション

付録CD−ROM
モデル事業別の利回り算出プログラム(マイクロソフト社Excel2000対応)
――第2部で取り上げたモデルを例とした利回り算出プログラム


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