不動産事業・レジャー事業等各種プロジェクトの投資利回りを知り、効果的な事業開発を行なうために、主要な指標の算出方法および活用方法をわかりやすく解説しています |
《本書の特徴》
1.利回り計算の基本となるNOIやネットキャッシュフローなど利益の概念を整理するとともに、NPVやIRR、ROI、ROEなど主要な利回りの算出方法とその見方をわかりやすく紹介します。
2.ファイナンス理論の利回りと不動産事業の利回りの違いを示すことで、不動産事業における適正な利回りの理解ができます。
3.多彩なモデルシミュレーションによる具体的な利回り算出を行ない、その評価ポイントを解説することで、業種ごとに異なる適正利回りの違いを容易に理解できます。
4.付録として主要業種の利回り算出プログラムを用意していますので、実際の不動産事業の利回り評価にも役立てることができます。
利回り重視の時代に対応する不動産事業の評価方法とは
不動産事業を投資対象として評価する不動産証券化が普及し、さらにプロジェクトファイナンスの広がり、PFIスキームの活用など、これからの不動産事業においては、事業の適正な評価が強く求められるようになってきています。こうした不動産事業評価のひとつとして、投資利回りは今後、ますます重要視されるようになることは間違いありません。
しかし、従来、投資利回りといった場合、金融商品としての見方が強く、不動産事業評価の指標として利用されることはほとんどありませんでした。最近でこそ、「不動産投資利回り」という言葉も一般的になってきましたが、不動産事業者向けにわかりやすく解説された書籍は少なく、不動産事業のプロであっても金融用語には不慣れな事業者が正しく理解することがむずかしい状況です。その結果、誤った数字や情報だけが一人歩きし、混乱を助長するような状況すら見受けられます。
各種投資利回り指標を実務に活用するために
本書では、こうした金融の初心者を対象に、不動産開発に関わる投資利回り算出の仕組みをわかりやすく解説することを狙いとします。また、代表的な不動産事業の利回り評価の考え方をモデルシミュレーションを紹介しながら、投資評価ポイントとして解説することで不動産事業者が、実際の不動産開発に活用できる内容となっています。
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