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霊園墓地・納骨堂を核に内外の葬祭ビジネスの全貌を解明した本格資料

霊園墓地・納骨堂開発と葬送ビジネスの市場展望資料集

冊子版/A4判・縦型/モノクロ220頁/定価:本体72,000円+税/2009年10月刊行
PDF版/カラー220頁/定価:本体62,000円+税/2009年10月刊行

葬儀〜火葬〜埋葬のプロセスと関係する業界・企業群と、その関わり方を整理し、これまで分断されてきた葬祭ビジネスの産業構造を明らかにして、将来的なトータルサービスのあり方を考察する。建設整備が進む火葬場や葬祭場の建設動向を踏まえながら、埋葬施設である霊園・墓地、納骨堂、合葬墓、自然葬・樹木葬墓地のケーススタディ、事業開発手法、将来展望を掲載。

[監修]
八木澤 壮一東京電機大学名誉教授、火葬研究協会会長、日本葬送文化学会会長
[執筆]
武田 至火葬研究協会副会長
石井 良次火葬研究協会事務局/元日本工営株式会社
上野 國光株式会社イオ代表取締役

【本書の狙い】

  • 需要が顕在化していない団塊世代の仏壇・お墓等供養ニーズが、将来どのような方向に向かうのか。
      いつ頃、どのような形でニーズが顕在化するのか?

  • 団塊世代の奥様、女性の声はどのような形で供養ビジネスに反映していくのか?

  • 伝統的な供養ニーズを捉え、新規区画・墓地販売に結びつけていく方法とは?

  • 葬儀をしない、散骨、自然葬、樹木葬は、どのように事業化するのか?

  • マンション住まいに慣れた都市住民は、平墓地から納骨堂形式に移行しているが、売れているのは一部の物件だけ。
      売れている要因とその手法を徹底解明。




  • 冊子版:絶版

    ▼PDF版
    [編集内容]
    第1章 メモリアル産業の市場環境と変化する消費者ニーズ

    1.人口動態と将来の需給環境
     1−1 少子化と人口減少社会へ
     1−2 しばらくは続く死亡者数の増加
     1−3 都市部でも増える高齢化率

    2.火葬状況と墓地供給の歴史
     2−1 火葬の状況
     2−2 東京の墓地開発の歴史
     2−3 都営霊園の再生の方策
     2−4 圧倒的に少ない都営霊園の貸付数
     2−5 都民アンケートにみるお墓の考え方
     2−6 都市部で増える納骨堂

    3.メモリアル産業の事業構造と産業連関
     3−1 生き残りを模索するメモリアル産業
     3−2 収益の減少を拡大路線でカバー
     3−3 公共施設への民間事業者の参入

    4.変わる消費者ニーズと望まれる葬祭のトータルサービス
     4−1 自分らしさと多様化が進む葬儀形態
     4−2 変わるお墓に対する考え方
     4−3 お墓に対する消費者ニーズ

    5.葬祭のあり方を模索する団塊世代
     5−1 人口構造からみる団塊世代
     5−2 団塊世代の葬祭に関する意識


    第2章 拡大する葬儀ビジネス市場の現状と将来展望

    1.葬祭業の事業動向と収益構造
     1−1 5年で10%の伸びを示す葬儀企業数
     1−2 葬儀企業売上高ランキング
     1−3 冠婚葬祭互助会売上高ランキング
     1−4 農業協同組合(JA葬祭)
     1−5 生活協同組合
     1−6 その他の葬祭関連事業者
     1−7 増加する事業所数と葬儀市場の規模

    2.葬祭場の建設状況と市場開拓法
     2−1 増加する葬祭場と変わる葬儀場所
     2−2 葬祭場を中心とした葬祭企業戦略

    3.急速に変化する葬儀ニーズと葬祭業の対応
     3−1 葬儀社の業務
     3−2 葬儀単価低下と葬祭サービスの総合化

    4.墓地ビジネスをベースに葬祭ビジネスへの参入
     4−1 お墓の生前契約により葬儀の受注を目指す
     4−2 施設内容を充実させ法要の受託を目指す
     4−3 顧客をトータル管理し営業の強化
     4−4 納骨堂の建設によりお寺の再建


    第3章 火葬場の建設・運営と葬送サービスの可能性

    1.火葬場の整備状況と建設・運営主体の状況
     1−1 火葬場とは
     1−2 整理統合が進む簡易施設と火葬場不足
     1−3 都市施設として認知される火葬場
     1−4 火葬場の運営主体

    2.火葬サービスの向上と指定管理者制度の課題
     2−1 地方分権が進む火葬場
     2−2 自由度が高い火葬場の運営
     2−3 指定管理者制度の課題

    3.火葬場建設への新たなアプローチ手法とその展望
     3−1 火葬船をもとにした新たな葬祭ビジネス
     3−2 PFIによる事業収入の検討
     3−3 自社技術を売り込み火葬場建設反対に光明

    4.火葬場における葬祭サービスのトータル化
     4−1 増える直葬と対応できない多くの火葬場
     4−2 不足する遺体保管場所
     4−3 火葬場における葬祭サービスの機能
     4−4 民間火葬場のトータルサービス事例


    第4章 霊園・墓地事業の開発手法(市場予測〜法規制〜収支計画)

    1.霊園・墓地事業の開発動向と法規制
     1−1 霊園・墓地の市場規模(全国ベース)
     1−2 墓石業界の産業構造
     1−3 墓地・霊園業界のトレンド
     1−4 霊園・墓地に関わる法規制
     1−5 埋蔵と収蔵の相違
     1−6 霊園・墓地のタイプと特徴

    2.霊園・墓地事業のマーケティング
     2−1 タイプ別の社会的ニーズ
     2−2 売れる霊園・墓地の5大要件
     2−3 商圏、立地条件の考え方
     2−4 「実勢価格」と物件の見極め

    3.事業収支計画 採算の取れる事業計画の指標を探る
     3−1 「新規開発」における基本フロー


    第5章 霊園・墓地事業の開発手法(設計〜資金計画〜再開発)

    1.霊園開発の基本的な流れ
     1−1 霊園開発の基本的な流れ
     1−2 霊園設計の実際

    2.資金計画とキャッシュフロー
     2−1 価格構成と採算ライン
     2−2 新規開発時のリスクとキャッシュフロー

    3.今後開発が可能なエリア
     3−1 開発が可能なエリアの特徴

    4.再生・再開発物件における価値向上策
     4−1 事業評価の考え方
     4−2 開園15年を経た霊園の改修手法


    第6章 霊園・墓地の経営実態ケーススタディ

    1.郊外の大規模霊園から居住地近くの小規模霊園にシフト
     1−1 一日がかりの墓参から気軽な墓参へと変化
     1−2 地区別の事業型霊園の状況
     1−3 反対によりニーズと合わない立地場所
     1−4 将来を見越した開発の多摩ニュータウン近郊
     1−5 横浜市と川崎市の人口増加地区で進む開発

    2.多様化するニーズに応える墓地区画の工夫
     2−1 多様化するニーズに応える墓地区画
     2−2 売りやすく小さくなる墓地区画
     2−3 ゆとり墓地
     2−4 ガーデニング墓地
     2−5 ペットと入れる墓
     2−6 求められるバリアフリー

    3.維持管理の充実で空間価値向上へ
     3−1 管理費捻出がむずかしい小規模墓地
     3−2 必要な行き届いた植栽の手入れ
     3−3 入りやすい管理事務所へ
     3−4 職員の接遇態度の向上

    4.ターゲットは女性と子供
     4−1 選択の主導権が男性から女性へ
     4−2 求められるきめ細かなサービス
     4−3 子供が来ても飽きない工夫

    5.霊園・墓地のケーススタディ
     町田こもれびの杜霊苑
     新ゆり天望の丘墓苑
     ヒルズ川崎聖地
     町田いずみ浄苑
     メモリアルフォレスト多摩
     パーククラウド御殿山
     合掌の郷 町田小野路霊園


    第7章 都市型共同安置施設としての納骨堂の市場動向とケーススタディ

    1.認知され、受け入れられた納骨堂
     1−1 駅から徒歩圏、利便性が好まれる
     1−2 天候に左右されずに墓参が可能

    2.多様化する納骨形態
     2−1 多様化する納骨堂の種類
     2−2 外墓地の雰囲気を生かした立体型墓地
     2−3 遺骨の自動搬送装置を備えた納骨堂
     2−4 どこでも参拝可能なインターネット参拝
     2−5 故人の記録を電磁媒体に残す電脳墓
     2−6 建物を象徴化させ求心力を持たせた合葬墓

    3.生前契約を得るためのさまざまな工夫
     3−1 生前契約者の結びつきをつくるためのしかけ
     3−2 檀家制度に代わる明確な会費制度
     3−3 宗教者とのつながりを持たせる方策
     3−4 承継者がなくても安心して購入できる工夫

    4.販売に差が現われる経営戦略
     4−1 安心感を与える販売手法
     4−2 見た目の豪華さと心地よさを重視
     4−3 開発業者に頼らずお寺が販売
     4−4 真似では売れない必要な施設の独自性
     4−5 幅広い納骨堂や永代供養墓の価格と管理料

    5.都市型納骨堂、合葬墓の経営実態ケーススタディ
     本郷陵苑
     東長寺水の苑
     目黒霊廟
     東福寺涅槃堂
     白金はなぞの霊園
     小豆沢墓苑 清岸寺
     勝楽寺納骨堂
     関内陵苑
     東京牛込瑠璃殿
     早稲田墓陵 早稲田納骨堂
     春慶寺納骨堂
     千葉祖敬堂
     すがも平和霊園


    第8章 新たな見送りの形としての自然葬、散骨、樹木葬墓地の可能性

    1.散骨の方法とその普及状況
     1−1 葬送の自由をすすめる会の発足と「自然葬」
     1−2 なかなか増えない散骨

    2.里山再生を目指す樹木葬墓地の急拡大
     2−1 樹木葬墓地の誕生とその主旨
     2−2 人気を集める岩手県一関知勝院の樹木葬
     2−3 関東初の樹木葬墓地――千葉県・天徳寺
     2−4 荒れた竹林を里山として再生――真光寺
     2−5 環境に配慮して再生を図る北欧の墓地

    3.市民運動の価値観を共有するサクラ葬、共同墓
     3−1 葬送を考える市民団体の発足
     3−2 エンディングセンターの発足
     3−3 価値観を共有し桜の木の下で眠る「桜葬」
     3−4 SSSネットワークと共同墓地

    4.海外における魅力的な納骨施設づくり
     4−1 個別参拝がむずかしい日本の納骨堂
     4−2 骨壷を飾り付ける海外の納骨堂
     4−3 自由に花で飾れる壁墓地
     4−4 モニュメントのように置かれる納骨堂

    5.人はお墓に何を求めているのか――施設計画の留意点
     1−1 人はお墓に何を求めているのか
     1−2 墓地、納骨堂計画のチェックポイント
     1−3 墓地と宗教者の役割



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