2025年に勝ち残る“強い”介護企業となるために
池田 省三
龍谷大学 社会学部 教授
いけだ・しょうぞう●1946年岐阜市生まれ。中央大学法学部卒業。労働組合の書記を経て、龍谷大学教授。主な著書に『介護保険法』（法律文化社・共著）、『介護保険のマネジメント』（医学書院）、『世界の介護事情』（中央法規）、『分権の光 集権の影』（日本評論社）がある。日本ケアマネジメント学会理事、社会保障審議会介護給付費分科会委員などを務める。
“地域を支える”これからの高齢者住宅開発
A 4 【パネルディスカッション】 コーディネーター
今瀬 俊彦
(株)今瀬ヘルスケアコンサルティング 代表取締役 所長
いませ・としひこ●1979年厚生省医務局入省。同省退任後、89年医療法人三喜会 法人本部 経営企画室長に就任。有料老人ホーム「アライブ」シリーズ（現セコム傘下）の第１号施設「アライブ神奈川」をはじめ、老健施設など18施設を開設。2000年に関西電力(株) グループ経営推進室 エグゼクティブアドバイザーに就任。02年に東京電力(株) 事業開発部 プロジェクト課長に就任。05年(株)今瀬ヘルスケアコンサルティングを設立し代表取締役 所長に就任、現在に至る。
病院再生支援を軸とした
介護・高齢者住宅への展開
原 享弘
(株)キャピタルメディカ 取締役 最高執行責任者
兼 ヘルスケア事業本部 本部長
はら・たかひろ●1993年早稲田大学法学部卒業後、日本債券信用銀行（現・あおぞら銀行）入行。2002年に医業経営評価プロジェクトチームを立ち上げ、医療福祉向けのプロジェクトファイナンスに尽力する一方、各地にて病院再生スキームを取りまとめる。06年10月より現職に転じ、COOとして投資部門全般を統括、病院再生案件などヘルスケアファイナンス事業分野におけるリスクマネー供給スキームの構築に注力している。
高齢者ケア拠点づくりの近未来
――今、求められる地域連携の具体策
［パネリスト］
小早川 仁
(株)学研ココファンホールディングス 代表取締役社長
こばやかわ・ひとし●1990年(株)学習研究社入社。2002年社内ベンチャーで高齢者向け事業を企画し、04年(株)学研ココファンを設立、08年(株)学研ココファンホールディングスへの持ち株会社移行に伴い代表取締役に就任。東京都高齢者住まい方検討会員、（財）日本賃貸住宅協会高専賃研究会委員、高齢者専用賃貸住宅協会副会長も務める。主な著書に『学研ココファンが明かす「高専賃」事業化ノウハウのすべて』（綜合ユニコム刊）などがある。
高齢者ケア拠点づくりの近未来
――今、求められる地域連携の具体策
［パネリスト］
高橋 英與
(株)コミュニティネット 代表取締役
たかはし・ひでよ●CAOS建築設計に勤務の後、(株)連空間設計を設立してコーポラティブハウスづくりを手がける。1983年任意団体生活科学研究所を設立、87年株式会社に改組して高齢者住宅や有料老人ホームづくりに本格的に携わり、98年代表取締役に就任。2005年経営を若手に移行。06年(株)コミュニティネット代表取締役に就任。主な著書に『街の中の小さな共同体』『老後をさびしく耐えますか、ともに楽しく生きますか』等。
高齢者ケア拠点づくりの近未来
――今、求められる地域連携の具体策
［パネリスト］
阿部 充宏
社会福祉法人いきいき福祉会 特別養護老人ホーム ラポール藤沢 施設長
特定非営利活動法人 神奈川県介護支援専門員協会 理事長
あべ・みつひろ●1990年社会福祉法人泉心会に入職。介護職、相談職、介護支援専門員、事業部長を経て、2006年社会福祉法人いきいき福祉会 事業部長就任。神奈川県下初のサテライト型特養を含む複合施設の設立等を担当。07年に同法人の特別養護老人ホーム「ラポール藤沢」施設長に就任、現在に至る。その他の主な活動として、09年ＮＰＯ法人神奈川県介護支援専門員協会理事長、ＮＰＯ法人ウエルエイジ小規模多機能型居宅介護 副理事長。社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員。
医療・介護・福祉の将来像
亀田 信介
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 院長
社会福祉法人太陽会 理事長
かめだ・しんすけ●1956年生まれ。82年３月岩手医科大学医学部卒業。同年４月第73回医師国家試験合格。87年７月社会福祉法人太陽会理事長就任。88年12月医療法人鉄蕉会亀田総合病院副院長就任。91年10月同院院長就任。2003年10月亀田産業(株)代表取締役就任。
高齢者住宅ビジネスの課題と展望
――利用者が本当に必要とする高齢者住宅とは
田村 明孝
(株)タムラプランニング＆オペレーティング 代表取締役
たむら・あきたか●1974年、専修大学商学部卒業。ケア付き高齢者住宅開発会社に入社。神奈川県横浜市などにケア付き高齢者住宅約800戸の開発を企画担当。87年(株)タムラ企画（現(株)タムラプランニング＆オペレーティング）を設立、代表取締役就任。高齢者住宅の事業計画立案及び実施・運営・入居者募集等、一連の実務に精通したコンサルタントとして活躍。市町村の介護保険事業計画策定、民間事業者の開設・経営コンサルティングを行なっている。
需要急増。機能訓練重視の“自立支援型デイサービス”
川原 満隆
ケアパートナー(株) 専務取締役
かわはら・みつたか●1956年福岡県生まれ。大東建託(株)総務課長・人事課長を経て、97年経営企画室課長に就任し、介護保険事業に携わる。99年2月ケアパートナー(株)取締役部長に就任し、同年6月ケアパートナー川口施設長を兼務。2001年3月まで施設長として介護現場を経験した後、08年より現職。ケアパート ナー(株)は99年2月大東建託(株)の100％出資によって設立。介護予防の機能を強化したデイサービスセンターを全国に62か所展開している。
単独型ショートステイの事業性と高稼動の条件
内藤 茂順
(株)やさしい手 取締役 開発本部長
ないとう・しげゆき●1950年島根県松江市生まれ。74年慶應義塾大学経済学部卒業。卒業後2004年までＴＯＴＯ(株)にて販売・商品企画・販売企画を担当。05年(株)やさしい手に入社。訪問介護事業所店長（池尻大橋店）、営業推進課長、営業研修課長を経て、07年より現職。インテリアコーディネーター、給水装置工事主任技術者、福祉住環境コーディネーター、ホームヘルパー２級の資格を有す。
若手経営者が考える、介護産業の将来ビジョンと成長戦略
［コーディネーター］
土屋 有
(株)あいけあ 代表取締役社長
つちや・ゆう●有料老人ホーム紹介事業「日本有料老人ホーム紹介センター」、医療・介護人材紹介事業、医療・介護特化Ｍ＆Ａ仲介事業を展開。業界分析、ネットワークを活用しマーケティング支援を行なっている。有料老人ホーム紹介、人材紹介等の取引法人数は関東で1,000件以上。著書に「これで失敗しない!有料老人ホーム賢い選び方―介護保険時代の“終のすみか”探し」（日経ＢＰ）。
若手経営者が考える、介護産業の将来ビジョンと成長戦略
［パネリスト］
小柳 壮輔
(株)日本介護福祉グループ 代表取締役
こやなぎ・そうすけ●1998年専門学校卒業、2000年社会福祉法人入職、特別養護老人ホームにて介護職として3年間勤務した後、不動産会社勤務を経て、04年有料老人ホーム運営会社にて特定施設管理者として勤務。07年現・日本介護福祉グループに入社、茶話本舗デイサービス本部の立ち上げを行ない、3年間で200か所の開設を行なう。08年代表取締役就任、現在に至る。
若手経営者が考える、介護産業の将来ビジョンと成長戦略
［パネリスト］
小川 義行
イー・ライフ・グループ(株) 代表取締役社長
おがわ・よしゆき●1971年生まれ。拓殖大学政経学部卒業後、日本ハムファイターズに打撃投手として入団。大東京火災海上保険(株) (現あいおい損害保険(株))、(株)ウエスト (現(株)ウエストホールディングス)を経て、99年3月テックオガワ(株)を設立し代表取締役に就任。04年にイー・ライフ・グループ(株)に社名変更。現在「nagomi」のブランド名で直営5店舗、ＦＣ21店舗のリハビリデイサービスを展開。2011年度・100施設体制のFCグループを目指している。
若手経営者が考える、介護産業の将来ビジョンと成長戦略
［パネリスト］
左 敬真
(株)いきいきらいふ 代表取締役社長
ひだり・ひろまさ●工科系大学にて都市設計を専攻。大学院在学中に訪問した特別養護老人ホームの実態に衝撃を受け介護の道へ進む。2002年4月に(株)いきいきらいふを起業。03年1月から訪問介護事業を開始する。現在は訪問介護サービスを軸に、居宅介護支援事業所や、直営のデイサービスのほか、フランチャイズビジネスとして、テナント改修型30名規模の「都市型デイサービス」や、全国初となる入浴専門3時間デイサービス「いきいきらいふＳＰＡ」を展開、加盟店を募り急拡大している。