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事例から学ぶ
量から質への転換を求められる今、
ニーズを捉えて保護者から選ばれる保育園を目指す


 
「保育施設」の開設とマネジメント手法研究
 鞄本総合研究所 池本 美香
 認定NPO法人フローレンス 中村 優子
 社会福祉法人 どろんこ会 安永 愛香氏 

●保育園/小規模保育/企業主導型保育/障害児保育/病児保育 他
●保育制度の現状整理と、事業者が依拠すべき制度・目指すべき保育
●小規模保育の実際(用地選定から開園後のオペレーションまで)
●ケガ、汚れを恐れない。機会を排除せずに子どもの主体性を育む保育

ご案内
 待機児童問題解消のため、政府は保育施設の拡充を進めています。しかし、すでに地方では保育施設が余っているのが実情で、待機児童問題が深刻な都心部においても、早晩、保育施設と児童の需給ギャップが逆転するとも言われています。加えて、保育施設の乱立から保育の質の低下も危惧されています。つまり、保育事業を長期にわたって継続するためには、施設拡充の流れを踏まえながらも、保護者から選ばれるような、質の高い保育の実践が求められていると言えるでしょう。
 本セミナーでは、第T部で池本美香氏(鞄本総合研究所)が、保育事業の現状や政策を整理したうえで、海外の先進事例研究を通して、子どもの健全な発育に求められる保育について解説します。第U部では中村優子氏(認定NPO法人フローレンス)に小規模保育事業の運営実態や、施設開設計画立案の要諦を詳解していただきます。そして第V部では安永愛香氏(社会福祉法人どろんこ会)から、日常的な畑仕事の経験など、そのユニークさから業界内外で注目されているどろんこ会グループの取組みを通して、子どもの発達に資する保育について語っていただきます。勝ち残る保育施設の開設・運営に関心を持たれる方のご参加をお勧めいたします。

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セミナープログラム&タイムスケジュール 

※第U講座終了後にコーヒーブレイクを挟みます。

13:00〜14:20
T. 国内の保育事業の現状整理と今後の展開
〜海外先進事例を基に、求められる保育を展望する

● 国内の保育の現状
 ・ 待機児童数の推移
 ・ 保育ニーズの将来展望〜都市部と地方の需給ギャップ
 ・ 女性の就労状況と保育施設に与える影響
 ・ 事業者が注視すべき施策/依拠すべき制度
 ・ 企業主導型保育所/小規模保育施設
 ・ なぜ保育士が不足しているのか?
 ・ 指導監査の実態
 ・ 量的・質的ニーズを踏まえた中長期的な保育施策
● 海外の先進事例から学ぶ保育の最新動向
 ・ 制限を排した普遍的な保育へのシフト〜子どもの権利条約を踏まえて
 ・ 健全な発達に資する、幼児の教育機関として保育園を捉える
 ・ 親を巻き込み、保育サービスの「消費者」から「生産者」にする取組み
 ・ 優良事業者を評価する仕組み
 ・ ICT活用により業務効率化を図る
● 子どもから見た保育の課題

14:30〜15:40
U. 社会問題解消のために求められる保育とは
〜保育所開設計画の実際と収益モデル 

● 目指すべき社会像・果たすべき使命
 〜多様化するニーズにどう応えるか
● 訪問型病児保育(自宅訪問型の病児保育)
● 小規模保育施設(おうち保育園)

 ・ 3歳児の壁への対策
● 障害児保育(障害児保育園ヘレン)
● 複合型保育施設(障害児保育+小規模保育・一時保育)

 ・ 「違い」を当たり前に、インクルーシブ保育
● 企業主導型保育所
 ・ ハブ保育所を設置し、複数の周辺企業と契約する高収益モデルの展望
● 事業計画の実際〜計画策定から開園まで
● 保育所設置場所のポイント

 ・ 保育所設置に相応しい立地とは
 ・ 補助金制度の観点から比較した、設置に望ましい自治体
 ・ 遊休建物の募集・活用
● 今後の事業・業界展望

15:50〜17:00
V. 子どもの発達に資する保育、保護者が求める保育とは
〜どろんこ会独自の保育実践から学ぶ

● にんげん力を高める〜センス・オブ・ワンダーとは
 ・ コミュニケーションを重視する保育
 ・ 主体性をいかに育むか
 ・ にんげん力を高めるために必要な保育・経験
 ・ 3つのこだわり〜裸足保育/異年齢保育/機会を排除しすぎない保育
● 保護者が本当に預けたいと思う保育園とは?
● 地域との連携〜いかに地域に受け入れられる園をつくるか
● 質の高い保育士を確保するための人材採用・教育
● 事例紹介
 

 
 
 

開催日時 2017年6月2日(金) 13:00〜17:00

会場 東京ガーデンパレス
東京都文京区湯島1-7-5 TEL 03-3813-6211
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。
参加費 43,200円(1名様につき/消費税および地方消費税 3,200円含む)
●同一申込書にて2名以上参加の場合は
 38,880円(1名様につき/消費税および地方消費税 2,880円含む)
※テキスト・コーヒー代含む
▼内容に関するお問合せは
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099

講師プロフィール
  【第T講座】
池本 美香
(いけもと・みか)
株式会社日本総合研究所
調査部 主任研究員


専門は保育・教育政策、社会保障など。1989年日本女子大学文学部卒業後、三井(現・三井住友)銀行に入行し、その後、三井銀総研(現・日本総研)に出向。2000年千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了、博士(学術)。著書に『失われる子育ての時間』、編著書に『子どもの放課後を考える』『親が参画する保育をつくる』(いずれも勁草書房)。現在、神奈川県および東京都世田谷区の子ども・子育て会議委員も務める。
 
  【第U講座】
中村 優子
(なかむら・ゆうこ)
認定NPO法人フローレンス
小規模保育事業部 ディレクター


1983年生まれ。2006年、認定NPO法人フローレンス入職。09年、自身の第一子が待機児童になったことが、定員9名の「おうち保育園」を誕生させるきっかけとなる。同園はのちに、小規模認可保育所の制度化に貢献するモデルとなった。現在、認可・小規模の開園責任者として、そして3児の母(小3、小1、年少)としても奮闘中。
 
  【第V講座】
安永 愛香
(やすなが・あいか)
社会福祉法人 どろんこ会
理事長


1974年神奈川県生まれ。97年に東京理科大学工学部卒業後、外資系金融機関に入社。大学在学中に結婚し、入社後まもなく子どもを出産。保育園に子どもを預けながら働くが、保育サービスの質や保育業界の抱える問題に危機感を抱き、自分自身の手で保育園を作ろうと98年8月、埼玉県朝霞市内に認可外保育園「メリー★ポピンズ」を開園。その後も駅前型保育園を中心に開設。2007年、初の認可保育園として「朝霞どろんこ保育園」を開園。現在では事業所内保育園や院内保育園など幅広く展開中。大学生の長男、中学生の次男の2児の母。


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