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小さな事故がなぜ大きなトラブルに発展するのか?
グループ討議で事故実例の原因・再発防止策・対処法を検討する

介護施設経営者・管理者のための
『事故防止策』&『家族対応』実務講座

経営者・管理者が必ず押さえておかなければならない、事故・トラブルへの実務対応力。
【事故防止体制】
「転倒」「誤嚥」「誤薬」「行方不明」「感染症」などトラブルを未然に防ぐ体制づくり
【事故発生時対応】
事故発生時の初動や家族対応・クレーム対策など実例から学ぶ、管理者の役割と行動

ご案内
 介護事業は、運営者にとって“リスクの固まり”であるといえます。転倒事故や誤嚥、感染症など、日常的に発生するリスクに対しては、事故を未然に防ぐための備えと、事故発生時の確実な対応力が不可欠です。スタッフの職務レベル向上や、介護リスクについての意識づけ、実効性のあるマニュアルづくりがリスクマネジメントの根幹となります。また、実際に事故が発生してしまった場合の初動や、事故後の家族対応については、事前のシミュレーションを踏まえ、ポイントを押さえた行動が不可欠であり、管理者の役割が非常に重要となってまいります。
 本セミナーでは、介護事業における事故・トラブルなどリスクへの対応策について、事故の予防策、実際に事故が発生してしまった場合の対応や、被害を最小限に留めるための備え、家族対応・クレーム対策、賠償責任が問われるシチュエーションなど法的リスクへの対処等、介護施設経営に不可欠な実務知識を横断的に学んでまいります。介護事業に携わる経営者や運営責任者の皆様の積極的なご参加をお勧めいたします。

セミナープログラム&タイムスケジュール

10:00〜14:30 (途中12時前後に1時間の昼食休憩を挟みます)
T. 事故リスクに“強い”組織をいかにつくるか
 介護現場における安全対策の仕組みづくりと法的リスクへの対応

1. 介護現場におけるリスクマネジメントの基礎知識

 ○ 事故防止活動の見直しと新しい仕組みづくり
 ○ 「防ぐべき事故」と「防げない事故」
 ○ 事故防止と身体拘束
2. 賠償責任が問われるシチュエーションとは
 ○ 不法行為責任と債務不履行責任(契約責任)
 ○ 安全配慮義務の解釈
 ○ 事故例で考える賠償責任(賠償責任の判断と解説)
3. 事故防止の基本活動と効果が上がるヒヤリハット活動
 ○ 貴社のヒヤリハット活動はなぜ効果が上がらないのか?
 ○ 施設の管理や業務手順の見直し
 ○ 利用者ごとの危険把握
 ○ ケースの検討で原因を究明する
 ○ 事故防止対策の検討方法とは?
  〈参考資料〉 事故報告規定、事故報告書兼ヒヤリハットシート見本
4. 事故防止のマニュアル例
 ○ 転倒防止、誤嚥防止、排泄介助時の事故防止、入浴介助時の事故防止、
  ベッドからの転落事故防止、行方不明事故の防止、誤薬事故防止、
  原因不明の骨折事故・傷・アザへの対応
 ○ 事故防止策のマニュアル化にあたっての注意点
5. 事故発生時の対応マニュアル例
 ○ 転倒・転落、誤嚥、異食、誤薬、溺水



14:40〜17:00

U. 事例から学ぶ! 事故対応に不可欠な管理者の「役割」と「行動」
1. なぜ小さな事故が大きなトラブルに発展するのか?
2. トラブル防止における管理者の役割と行動
3. トラブル発生時に的確なアドバイスをするブレーンがいるか?
4. 事例から学ぶトラブル防止のポイント(グループ討議)

 @ 原因不明の骨折で「犯人を捜せ」という家族の要求
  ――「どの職員が骨折させたのか調べなさい」と言われて同意
 A デイの認知症利用者の暴力事故、加害者家族から苦情申立て?
  ――「暴力を振るう利用者を止めさせろ」という強い要求
 B ショートの初回利用での異食事故、家族から異食癖の情報はない
  ――「施設は異食癖について聞いていなかった」という主張
 C デイの送迎車が小学生をひき逃げし逮捕、真面目な人がなぜ?
  ――大手企業を定年退職した温厚な人なので採用したが
 D 食事介助中に誤嚥事故発生、職員がうつ病に。管理者の責任は?
  ――うつ病の労災認定基準が変更に。施設の賠償責任は?
 E 転倒して入れ歯破損、キーパーソン(奥様)は納得、夫が苦情申立て
  ――なぜ夫は土曜日にアポも取らずに施設長に面会を求めたのか?
 F 看護師が緊急出勤中に交通事故、労災扱いとしたのにトラブルに
  ――通勤途中の事故は業務上災害に比べ補償が少ない?
 G 市から委託された建物の床の欠陥で転倒骨折、市の責任では?
  ――古くなって盛り上がった床下点検口に杖を引っかけて転倒


 参加者には事前に事例集をお渡しいたします。
 社内での事例検討など、受講の事前準備にお役立てください。

開催日時 2014年2月4日(火) 10:00〜17:00

会場 ベルサール飯田橋駅前 
東京都千代田区飯田橋3-8-5 TEL.03-3263-7274
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 42,000円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 2,000円含む)
●同一申込書にて2名以上参加の場合は
39,900円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,900円含む)
※テキスト・昼食・コーヒー代を含む。
▼内容に関するお問合せは
綜合ユニコム株式会社 企画事業部
TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

山田 滋(やまだ しげる)
安全な介護実践研究センター
1982年、早稲田大学法学部卒業後、現あいおい損害保険(株)入社。2000年4月より介護・福祉施設の経営企画・リスクマネジメント企画立案に携わる。06年7月(株)あいおいリスクコンサルティング主任コンサルタント。10年4月より(株)インターリスク総研主席コンサルタント。13年4月より、あいおいニッセイ同和損保営業企画部を経て同年5月に退職し現在に至る。老人福祉施設や訪問介護事業者と一緒に、現場で積み上げた実践に基づくリスクマネジメントの方法論は、「わかりやすく実践的」と好評。各種団体や施設の要請により年間150回のセミナーで講演。主な著書に『安全な介護Q&A』(筒井書房)、『現場から生まれた介護福祉施設の災害対策ハンドブック』(中央法規)、『これさえ知っておけば大丈夫! 介護の現場きけんまるわかり』(QOLサービス)などがある。

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