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不動産ファンド・REITのM&A研究セミナー

■不動産ファンド■…資産の組み換え、リファイナンス等のM&Aにおける留意点
――アンダーソン・毛利・友常法律事務所 弁護士 戸塚貴晴
■REIT■…資産取得型買収、プライベートファンド化における課題と可能性
――御堂筋法律事務所 東京事務所 弁護士 高橋壮介

ごあんない
  サブプライムローン問題に端を発した、J-REITの株価低迷、金融機関の不動産融資の引締め、物件売却の困難や新規上場凍結など、J-REITや不動産ファンドを取り巻く環境は急速に悪化しています。すでにJ-REITでは、数例の「経営権取得型」や「事業提携型」の買収が行なわれているものの、未だ「資産取得型買収」や「プライベートファンド化」は限定的とならざるを得ないのが実情です。しかし、投資口価格純資産倍率(PBR)が一倍未満の銘柄も現れる現状下においては、今後J-REITの抜本的なM&Aによる業界再編の波が加速することが予想されます。一方の不動産私募ファンドにおいても、物件の転売やJ-REITに売却するといった出口戦略が難しい状況下において成長戦略を描くためには、リファイナンスやファンドの組み換えを効果的に行なうだけでなく、他ファンドを吸収することによって優良物件だけを手に入れるといった資産拡大策や、保有物件を組み換えるなどの積極的M&Aも有効な手段の一つとして今後視野に入れなくてはいけません。
 本セミナーは、まず第T講座では、施行後一年が経過した「金融商品取引法」によって不動産ファンドが受けた実務上の諸問題を整理した上で、「リファイナンス」や「資産の組み換え」を含む不動産ファンドの「M&A」を効果的に行なうための法的諸問題と方策について詳解してまいります。そして第U講座では、J-REITを取り巻く最新の状況から、「経営権取得型M&A」「事業提携型M&A」の留意点のほか、「資産取得型買収」「プライベートファンド化」における課題と可能性について研究してまいります。

セミナープログラム&タイムスケジュール

13:00〜14:50【不動産ファンド】
I.金融商品取引法下のファンド実務
  ―――資産の組み換え、リファイナンス等のM&Aにおける留意点

  1.施行から一年が経過した「金融商品取引法」によってファンド実務が受けた影響
    ○SPCの事業が金融商品取引業とならないための諸方策
    ○アセットマネジメント業務に対する業規制および行為規制
  2.資産の組み換えの際の留意点
    ○資産の組み換えに関する規制の概要
    ○資産の組み換えの実務
  3.リファイナンスの際の留意点
    ○リファイナンスに関する規制の概要
    ○リファイナンスの実務
  4.関連当事者の変更の際の留意点
    ○関連当事者の属する企業グループにおけるM&Aへの対応
    ○関連当事者に対する倒産手続への対応
  5.質疑応答

  ■講師:戸塚貴晴 アンダーソン・毛利・友常法律事務所 弁護士


15:10〜17:00【REIT】

II.不動産投資法人(REIT)のM&Aにおけるポイントと課題
  ―――保有資産の全部売却や合併等「資産取得型買収」、
     REITの「プライベートファンド化」実現に向けての課題と可能性

 1.REITのM&Aを行なう上でのポイント
   ○所有と運用の分離、多種多様な法規制、タイムリミット、制限的なM&A手法など
 2.REITのM&A手法とその選択
   ○「経営権取得型」「事業提携型」「資産取得型」
   ○「プライベートファンド化」
 3.各M&A手法が直面する課題
   ○「経営権取得型」「事業提携型」「資産取得型」買収スキームの課題
   ○「プライベートファンド化」へ向けての課題
 4.REITのM&Aの実現可能性
   ○各課題ごとの検討
   ○少数投資主のスクィーズアウト
   ○M&Aスケジュールのシュミレーション
 5.総括
   ○実現可能性あるREITのM&Aは
 6.質疑応答

  ■講師:高橋壮介 弁護士法人御堂筋法律事務所 東京事務所 弁護士

開催日時 2008年12月16日(火) 13:00〜17:00

会場 銀座ラフィナート
東京都中央区銀座一丁目26番1号 TEL.03-3564-0888(代表)
※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参加費 37,800円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,800円含む)
●同一申込書にて2名様以上参加の場合は
35,700円(1名様につき)
 (消費税および地方消費税 1,700円含む)
※テキスト・昼食・コーヒー代を含む。



インターネットでもお申込みできます)
お問合せ・お申し込み先
綜合ユニコム株式会社 企画事業部 
〒104-0061 東京都中央区銀座2-8-15 共同ビル TEL.03-3563-0099

講師プロフィール

戸塚 貴晴(とつか たかはる)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所 
弁護士

1995年東京大学法学部(法学士) 卒業後、日本銀行に勤務。2000年米国・Harvard Law School(LL.M.)に留学し、02年ニューヨーク州弁護士に登録。03年弁護士登録(第二東京弁護士会)し、アンダーソン・毛利・友常法律事務所に入所。06年4月より京都大学大学院法学研究科非常勤講師に就任。同事務所では、銀行法・証券取引法を中心とする金融規制法に関するアドバイスのほか、不動産・金銭債権等の流動化・証券化、PFI、事業会社・投資法人等に対するシンジケート・ローン等の幅広い金融取引に多数従事。




高橋 壮介
(たかはし そうすけ)
弁護士法人御堂筋法律事務所 東京事務所 
弁護士

渥美総合法律事務所・外国法共同事業所属時に、大手証券会社に一年間出向し、金融商品開発のアドバイザリー業務に従事。現在はストラクチャード・ファイナンス、金融規制法に係るアドバイザリー業務を中心とした金融法務全般のほか、M&A、訴訟等幅広い分野の案件を取扱う。
主著書に、『不動産投資法人(REIT)のM&A』(旬刊金融法務事情No.1828)、『不動産ストラクチャード・ファイナンスの分野における金融商品取引法上の諸論点と実務上の処理』(月刊資本市場 No.276)等がある。東京弁護士会所属。

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