【ご案内】 |
葬祭会館の開設は、近年は鈍化してきているものの、2008年も全国で161会館がオープンし、延べ5,739か所を数えるまでになっています(月刊フューネラルビジネス編集部調べ)。こうしたなか、近年は「家族葬」をはじめとする小規模葬の比率が増加傾向にあります。これは、@死亡年齢の上昇からくる「会葬者減少」、A「従来の義理会葬を排除したい」「遺族のプライバシーを知られたくない」など故人を送り出す側の意識の変化、B葬儀料金を抑えるために小ぢんまりと…、といった理由で、葬儀の小型化に拍車がかかっていると考えられます。
葬儀会社も、こうした消費者志向・トレンドに対応すべく、小規模葬専用会館の新設・転用・リニューアルあるいは、既存会館に収容力を抑えた式場を組み込むなどの会館戦略を活発化。さらに、建物本体・部屋配置といった会館ハードの戦略はもとより、日常運営から葬儀施行、広宣、企画といったソフト面での差別化も求められてきています。
本書は、小規模会館の投収支シミュレーションを複数パターン提示するとともに、設計図面、完成予想パースなどのビジュアルをふんだんに用いた先進・高感度事例も豊富に掲載します。「マーケティング」「諸室計画」「建築プラン」(開設計画)、「オープンまでのスケジュール」「VI・SP実務」(実務計画)など、ハード・ソフト面でのあらゆる角度から、家族葬にも対応可能な小規模会館の開設実務について詳解します。 |
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