商業施設・SC業界では、生き残りをかけた激しい競争が続いています。旧来の乱立時代は過ぎ去り、開発一辺倒からリニューアルを踏まえた「管理・運営面」へ関心が移り注力されていくなか、いままさにマーチャンダイジング(MD:商品化計画)ノウハウを修得した“新たなデベロッパー”への転化が急務になっています。
商業施設・SCにおけるMDの中心になるのはテナントミックス(店揃え)であり、その組み立てベースとなる業種業態の特性や実態が把握できなければ、MDの成功は難しいといっても過言ではありません。例えば、数多くのテナント誘致をする際には、個々のテナントにおける特性やマーケット情報を熟知すべき必要性があるのは周知のとおりです。
当然、リーシング戦略の際には、業種業態別による@粗利益率、A営業利益率、B商品回転率、C従業員1人当たり売上高、などを把握し、テナントにおける支払い可能賃料を知っておくことが大前提になります。
従来の「不動産開発業者」から「MDデベロッパー」を目指すためのテナント情報を体系的に整理し、旧刊(2014年9月刊)よりさらに業種業態を充実させた必携資料として、関連する幅広い事業者の皆様にご購読をお薦めいたします。
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