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好評発売中!
事業再生の課題・問題をいかにクリアするか――
商品戦略、収益性再構築、再生スキームなど、再生のためのポイント!

観光ホテル・旅館再生実務計画資料集


●A4判/並製/縦型/152頁 ●定価:本体60,000円+税●2011年5月31日刊行



【本書の特徴】
1. 宿泊観光市場の変化やニーズ、料金体系の変化ならびに経費削減や作業効率の改善、
  差別化策などの成功事例を解説
2. 観光ホテル・旅館経営の財務や経営組織、金融環境、事業承継などの問題点と課題、
  またその解決案を詳解
3. 最大の商品である飲食・宿泊・温浴など各部門の改修・再投資の考え方ならびに成功事例から
  学ぶポイントを詳述
4. 月次決算をはじめとする収益管理や営業管理、人材管理、また客室の収益最大化を図る運営管理など、
  具体例を踏まえ解説
5. 再生のための財務デューデリジェンスの進め方をはじめ各種再生スキームの構築、再生計画の策定、
  金融機関との利害調整などを詳述

【企画趣旨】
 観光ホテル・旅館を取り巻く経営環境には相変わらず厳しいものがあります。かつて法人需要(平日の団体旅行)で賑わった温泉の老舗観光ホテル・旅館でさえ、近年の不採算性を地域金融機関が支えられず、倒産の憂き目を見るようになってきています。そうしたなか、赤字観光ホテル・旅館の割合は、いまだ40%という高い水準にあります。
 一方、観光ホテル・旅館は地域経済ならびに地域の雇用確保、さらには今後のインバウンドの受け皿として大きな役割を担っています。その観光ホテル・旅館が疲弊すると地域や温泉街自体の魅力が乏しくなり、それがまた観光ホテル・旅館に跳ね返ってくるといった悪循環に陥ってしまいます。したがって、地域にあっては経営不振の観光ホテル・旅館の事業再生への取り組みが引き続き重要なテーマとなっています。
本書では、観光ホテル・旅館の再生、再活性化の手立てをハード面からソフト面にいたるまで実務に即した形で詳解しています。





絶版
[編集内容]
第1編 旅館マーケットの変遷と展望
1. 国内宿泊観光旅行市場の変化

 (1)変遷
 (2)旅館マーケットの現況
 (3)社会構造と価値観の変化
2. 旅館に対するニーズの変化
 (1)さまざまな旅館の魅力に対するニーズ
 (2)客室へのニーズ――2人客の滞在性の向上――
 (3)食事へのニーズ――料理から食事の情景、付加価値の多様化――
 (4)温泉入浴とリラックスへのニーズ
3. 流通と料金体系の変化
 (1)IT社会と流通の変化
 (2)旅館の料金体系の変化
     ――1泊2食から泊食分離、1泊朝食料金への変化――

第2編 旅館経営の問題点と課題
1. 旅館経営の現状分析

 (1)旅館業界の概況分析
 (2)個別旅館の経営分析
 (3)旅館経営の現状(まとめ)
2. 旅館経営の問題点
 (1)施設維持コストの問題
 (2)財務内容の問題
 (3)経営組織の問題
 (4)金融環境の問題
 (5)事業承継の問題
3. 旅館経営の課題と解決案の提案
 (1)施設維持コスト問題の課題と解決案
 (2)財務と金融機関対応の課題と解決案
 (3)経営組織問題の課題と解決案
 (4)事業承継問題の課題と解決案
 (5)今後の旅館再生に向けての提言

第3編 旅館再生のリニューアル手法
1. 旅館における施設のあり方を考える

 (1)旅館の商品とは何か?
 (2)「施設」は旅館最大の「見える商品」
 (3)施設劣化は旅行商品の宿命である
 (4)施設を大事にしてこなかった旅館
 (5)旅館経営にもFMの活用が必要
 (6)施設劣化サイクルと設備投資
2. 改修・再生投資の考え方
 (1)ハードとソフトの同時更新がポイント
 (2)修繕維持投資と商品仕入投資とは
 (3)施設診断がもっとも重要−施設DDと商品DDとは−
 (4)施設診断の手順(施設DD)
 (5)商品改善提案の3つの手順(商品DD)
 (6)商品改善提案の要諦とは
3. 改修・再生投資の手順(再生計画の手順)
 (1)再生計画の立案手順
 (2)改修・再生投資の3つのポイント
4. 再生投資の成功事例に学ぶポイント
 (1)飲食部門のリノベーションは即効性が高い
 (2)客室は生活提案型商品
 (3)風呂は旅館最大の不易商品
 (4)その他付帯施設
5. 今後の展望
 (1)旅館は「時間産業」になった
 (2)リピート需要の取り込みが必須
 (3)街の需要を取り込む
 (4)元気な高齢者市場の開拓が必要
 (5)マルチポジショニングも必要な時代に
 (6)低価格でも利益の出る仕組みづくりが必須
 (7)不易流行の商品づくり

第4編 旅館経営・運営のチェックポイント
1. 収益管理のチェックポイント

 (1)月次決算の重要性
 (2)原価・経費管理のポイント
 (3)旅館運営上の今後のリスク
2. 営業管理のチェックポイント
 (1)営業分析の重要性
 (2)営業分析のポイント
 (3)営業分析の手法
3. 人材管理のチェックポイント
 (1)人材管理の重要性
 (2)人材管理のチェックポイント
 (3)人材評価の必要性
4. 運営管理のチェックポイント
 (1)旅館の販売力
 (2)客室における収益の最大化

第5編 旅館再生における再生スキームの法務・税務・会計
1. 再生のための財務デューデリジェンス

 (1)一般的な財務デューデリジェンスの進め方
 (2)財務デューデリジェンスの検出事項
2. 再生スキームの体系
 (1)再生シナリオの体系
 (2)返済条件緩和(リスケジューリング)
 (3)法的整理と私的整理の比較
 (4)DESを活用した再生スキーム
 (5)DDSを活用した再生スキーム
 (6)第二会社方式を活用した再生スキーム
 (7)「十分な資本的性質が認められる借入金」を活用した再生スキーム
 (8)私的整理における個人保証の対応
 (9)私的整理における課税問題
3. 再生計画の策定
 (1)中小企業再生支援協議会が定める再生計画案の内容
 (2)旅館における再生計画案の作成例
4. 金融機関との利害調整
 (1)金融機関の見方
 (2)金融機関の融資判断
 (3)債務者区分の向上
 (4)金融支援のハードル
 (5)ADR機関の概要

第6編 旅館再生の実務(事例研究)
事例1 再建計画書作成による旅館の自主再建事例
事例2 現場の再生実例
事例3 課題と解決のプロセスを「見える化」した旅館の自主再建事例
事例4 「新生創造」をテーマとした自主再建事例


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