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投資家・レンダーのための
ホテル事業評価・アセットマネジメント実務資料集


●A4判/並製/108頁 ●定価:本体60,000円+税●2011年1月刊行


【ごあんない】
 ホテル開発は、リーマンショックにより大きな打撃を受け、その後の景況悪化による需要低迷が追い打ちをかける格好となっています。特に、郊外型ロケーションでは出張需要の変化が大きく影響し、開発案件においては予断を許さない面が多い。
 しかし、地価の低下と低金利が続く現況は、ホテル開発を進める上で絶好のタイミングと判断している関係者も少なくありません。また、老朽化したホテルの契約見直しやアジア人観光客をはじめとするインバウンドの受け皿としてのリゾートホテルの開発等が模索されてきています。こうして徐々にではありますが、一時期の低迷から脱しつつあるホテル開発は、大都市を中心に新たな局面を迎えようとしています。
 一方、オペレーショナル・アセットであるホテルの投資においても、リーマンショック以降、一時的に沈静化していたもののここにきて海外の投資家を含め新たな動きが出始めています。また、ホテル事業を取り巻くプレーヤーの多様化や層の厚みが増したことで、これまで以上に土地オーナー、投資家、事業者それぞれの価値最大化を目指す動きが活発化しつつあります。そうした中、ホテル事業の経営特質や評価手法などの知識・分析能力がより一層欠かせないものとなってきています。
 本書では、変化するホテル事業の今後の市場動向を踏まえ、ホテルの事業評価や賃料負担力、出店戦略や既存ブランドの見直し等を勘案し、新たなホテルのアセットマネジメントのあり方、運営のチェックポイント等について実務に即した形で詳解しています。

【本書の特徴】
1.マーケットスタディの基本を解説
2.ホテルオペレーターとの契約形態を詳解
3.ホテル資産評価のあり方を詳述
4.ホテル運営のための基本的チェックポイントを解説
5.注目企業の事業価値向上等の実態を提示





絶版
[編集内容]
第1編 ホテルマーケットの変遷と展望〜過去10年の変化を踏まえて
1.はじめに
  コラム@ 東京・大阪ホテルマーケットにおけるこの10年
2.ホテル運営マーケットの変遷と展望
  (1) ホテル運営と所有の分離
  (2) ホテルタイプの多様化
  (3) 外資の参入
  (4) ネットの普及
  コラムA 外資系ホテルがもたらしたもの
3.ホテル投資マーケットの変遷と展望
  (1) ファンドの参入
  (2) 外資の参入
  (3) リーマンショックの影響

第2編 ホテル投資・運営ストラクチャー
1.はじめに
2.ホテル資産所有ストラクチャー
  (1) ホテル不動産所有ストラクチャー
  (2) ホテル営業資産保有ストラクチャー
  (3) 譲渡スキーム
  コラムB リゾートホテルの譲渡性
3.ホテルの運営形態
  (1) 所有直営方式
  (2) フランチャイズ方式
  (3) 運営受委託方式
  (4) 賃貸借方式
  (5) その他の方式(複合型)
4.ホテルの所有者と運営会社間の契約締結までの流れ
  (1) 事前準備ステージ
  (2) ホテル運営会社の選定ステージ
  (3) 契約交渉ステージ

第3編 マーケットスタディおよびホテル資産評価
1.はじめに
2.ホテル立地評価
  (1) 周辺環境
  (2) アクセス
  (3) 近隣の開発計画等
  コラムC アクセス向上と宿泊需要
3.マーケットスタディ
  (1) マクロマーケット
  (2) 需要創出源
  (3) 競合マーケット
  コラムD Discover Japan
4.ホテルキャッシュフロー
  (1) 米国ホテル会計基準(ユニフォームシステム)
  (2) NOI/NCF
  コラムE GOP率をたかくするには
5.ホテル資産評価
  (1) 収益還元法(DCF法)
  (2) 収益還元法(直接還元法)
  (3) 原価法
  (4) 取引事例法
  コラムF ホテルが最有効利用用途になるとき〜ビジネスホテル
  コラムG ホテルが最有効利用用途になるとき〜シティホテル
6.フィージビリティスタディ
  (1) 客室稼動率
  (2) ADR(客室単価)
  (3) その他の収支項目
  (4) 開業〜安定稼動年
  (5) 賃料の設定
  コラムH ホテル開発の留意点

第4編 ホテルパフォーマンス改善のためのチェックポイント
1.はじめに
2.ホテル施設
  (1) 土地・建物全般
  (2) 客室部門
  (3) 料飲部門
  (4) 宴会・宴会関連施設
  (5) その他
3.売上部門
  (1) 客室部門
  (2) 料飲部門
  (3) 宴会部門
4.非売上部門(非配賦部門)
  (1) 一般管理部門
  (2) 営業部門(セールス・マーケティング部門)
  (3) 修繕・施設管理部門
  (4) 水道光熱費
5.GOP以下の費用
  (1) 運営委託料
  (2) リース料
  (3) 保険料
  (4) 公租公課
  (5) 資本的支出(FF&E・建物)
6.運営全体
  (1) 人件費
  (2) スケールメリット
  (3) 費用水準継続性
7.その他のチェックポイント
  (1) 顧客満足度(CS)
  (2) 従業員満足度(ES)
  (3) 事業計画

第5編 収益改善・事業価値向上のための事例研究
事例1 ロイヤルパークホテルズ アンド リゾーツ
事例2 グランビスタホテル&リゾート
事例3 アールエヌティーホテルズ
事例4 ホスピタリティパートナーズ
事例5 ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ



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