【ごあんない】 |
ホテル開発は、リーマンショックにより大きな打撃を受け、その後の景況悪化による需要低迷が追い打ちをかける格好となっています。特に、郊外型ロケーションでは出張需要の変化が大きく影響し、開発案件においては予断を許さない面が多い。
しかし、地価の低下と低金利が続く現況は、ホテル開発を進める上で絶好のタイミングと判断している関係者も少なくありません。また、老朽化したホテルの契約見直しやアジア人観光客をはじめとするインバウンドの受け皿としてのリゾートホテルの開発等が模索されてきています。こうして徐々にではありますが、一時期の低迷から脱しつつあるホテル開発は、大都市を中心に新たな局面を迎えようとしています。
一方、オペレーショナル・アセットであるホテルの投資においても、リーマンショック以降、一時的に沈静化していたもののここにきて海外の投資家を含め新たな動きが出始めています。また、ホテル事業を取り巻くプレーヤーの多様化や層の厚みが増したことで、これまで以上に土地オーナー、投資家、事業者それぞれの価値最大化を目指す動きが活発化しつつあります。そうした中、ホテル事業の経営特質や評価手法などの知識・分析能力がより一層欠かせないものとなってきています。
本書では、変化するホテル事業の今後の市場動向を踏まえ、ホテルの事業評価や賃料負担力、出店戦略や既存ブランドの見直し等を勘案し、新たなホテルのアセットマネジメントのあり方、運営のチェックポイント等について実務に即した形で詳解しています。
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【本書の特徴】 |
1.マーケットスタディの基本を解説
2.ホテルオペレーターとの契約形態を詳解
3.ホテル資産評価のあり方を詳述
4.ホテル運営のための基本的チェックポイントを解説
5.注目企業の事業価値向上等の実態を提示
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