【ごあんない】 |
消費控えが深刻化し、商業施設・ショッピングセンターの売上げが伸び悩んでいます。同じく入居するテナントの経営も深刻な状態に直面、デベロッパーとの入居契約をめぐり問題が続出しております。テナント側からの賃料値下げ請求、収益悪化テナントへの退店請求、普通借家契約から定期借家契約への切替え交渉など、デベロッパーにはさまざまなケースでの法的諸問題への対応が求められています。さらに商業施設・SCの場合、周辺テナントの営業に悪影響を与えないよう、速やかに問題解決をすることが必須となっています。
一方、こうしたリスクを未然に防ぐには事前の契約書づくりが大きく影響してまいります。
本書では、商業施設・SCのデベロッパーとテナントの契約をめぐるさまざまなトラブルについて具体的に解説したうえで、法的対処法を事例を通じて詳述。また、そうしたトラブルが起きないよう契約書に盛込むべき具体的な条項の定め方を提示いたします。
商業デベロッパー、AM、PMなど実務担当者の皆様にご購読をお奨めいたします。
執筆者/松田恭子
齋藤総合法律事務所 弁護士
不動産賃貸関係を主な取扱い業務とし、SCや百貨店等におけるデベロッパーとテナントとのトラブル交渉を日常的に行なう。定期借家契約への切替えに応じないテナントに対する更新拒絶、賃料値上げ・値下げ、原状回復工事関連の裁判も数多く手がけている。その他、商業施設・SC関係の講演も多数実施。 |
【本書の特徴】 |
1. リスクを未然に防ぐための具体的な契約書のつくり方とその法的留意点を解説。
契約条項の効力を具体的な判例から検証する
2. テナントとの具体的なトラブル事例を通して法的対処法を解説
3. 実際の判例を紹介し、一般的な言葉でわかりやすく詳解
4. 借地借家法の適用があるテナント契約、適用がないテナント契約の峻別基準を提示 |
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