季刊レジャーホテル

少子化によるマーケットの縮小と、若者層のレジャーホテル離れという2つの課題に直面するなか、レジャーホテルの成長戦略に求められているのは「変化」である。それは、「進化」と言い換えてもいいだろう。
そのキーワードが“脱ラブホテル”という考え方である。これは、レジャーホテル経営を否定するということではない。ラブユースに特化したデザイン設備やサービス・システムの構築により、「宿泊×休憩」で高稼働を追求するという従来の従来の事業スキームが成り立たなくなっている。「稼動率重視」から「客単価重視」への転換のなか、カップルユースを主体にいかに安定収益を確保するかという新たな戦略が求められているのである。
本特集では、ビジネスホテルやシティホテルといった既存のカテゴリーにとらわれず、新業態の開発・運営にチャレンジした最新の「進化系ホテル」を紹介する。